芸能

TOKIO3人インタビュー「音楽をやめるつもりはありません」

新生TOKIOも音楽をやめるつもりはないという

新生TOKIOも音楽をやめるつもりはないという

「ジャニーズ、サマソニ初出演! 36才から44才のアイドルです!」

 汗だくに無精髭の長瀬智也が観客を煽ると、ロックファンたちは「うぉぉぉ!」と大声をあげた──これは2014年の音楽フェス「サマーソニック」にTOKIOが出演した際の一幕。いま、TOKIOが3人になることで、彼らの魅力の一つである音楽活動がどうなるのかが再注目されている。

 7月22日、長瀬の来年3月末の退所、さらにジャニーズグループ内で新会社「TOKIO」の設立というW発表に、ファンは驚かされた。長瀬と3人のメンバーはファンクラブ会員向けのウェブサイトでメッセージを発表したが、今後のTOKIOの音楽活動について詳細は触れられていなかった。

 TOKIOは、ジャニーズ内でも音楽活動に力を入れていたことで知られている。音楽ライターが語る。

「バンドとしてデビューしている彼らの演奏技術は、かなりのものです。圧巻だったのはデビュー20周年の節目に、ジャニーズとして初めて出演したサマソニでのライブ。ロックファンにとっては語りぐさになっている伝説のステージです」

 サマソニには国内外から多くの有名アーティストが参加する。当初、TOKIOの参加は、目の肥えたロックファンからは「たかがアイドル」「ただの客寄せパンダ」という否定的な見方をされていた。その偏見は、彼らの演奏が始まると一瞬にして消えることになる。

「1曲目の『宙船』で、会場が爆発したのかと思うほど観客が湧きました。2曲目の『AMBITIOUS JAPAN!』で会場が一体化し、5曲目の『LOVE, HOLIDAY.』で気づけば全員が飛び跳ねていました。長瀬さんのメインボーカルとしてのパフォーマンスに、城島さんの熟練のソロギターなど、5人のメンバーの演奏からはアイドルというより、ロックバンドとして真剣に音楽に向き合っている姿が見て取れました。最後に歌ったデビュー曲の『LOVE YOU ONLY』は観客も一緒に大合唱。そこにいる誰もが、ジャニーズのエンターテイメント精神の凄さに驚かされました」(前出・音楽ライター)

 アイドルの枠を超える演奏技術を持つTOKIOだが、2018年5月、山口達也の脱退以降、音楽活動を休止している。果たしてバンド活動の再始動はあるのか。女性セブンは、W発表の当日、3人のメンバーに話を聞くと、松岡昌宏(43)はキッパリとこう答えた。

「来年3月末の長瀬の退所まで時間がありますが、それまでに4人でライブをすることは今の所ありません。(さよならコンサートは?)ないです。解散を謳わないですし、解散するつもりもないので、その予定もありません。例えば4人でコンサートをやったとして、盛り上がったけど“祭りのあと”のような寂しい感覚をファンの方々に味わわせたくないんです。我々がこれからスタートする、発射台に立つところを見ていただきたいんです」

 長瀬はTOKIOのメインボーカルでありながら、作詞作曲も手掛け、音楽プロデューサーのような立場も務めていた。その長瀬が退所することで、TOKIOの音楽活動も完全にストップするのではないかと思いきや、松岡はこう続けた。

「TOKIOはもう二度と音楽活動をすることはないのかと聞かれたら、それはNOです。音楽を辞めるつもりはありません。今後、チャンスをいただければ、そういう可能性もあるかもしれません」

 TOKIOにとって音楽活動は特別。それゆえ、終わらせるという選択肢はないようだ。一方、一人になった長瀬は、音楽活動を続けるのだろうか。松岡が続ける。

スクープを通知で受け取る(無料)

関連記事

トピックス

ファンから心配の声が相次ぐジャスティン・ビーバー(dpa/時事通信フォト)
《ハイ状態では…?》ジャスティン・ビーバー(31)が投稿した家を燃やすアニメ動画で騒然、激変ビジュアルや相次ぐ“奇行”に心配する声続出
NEWSポストセブン
NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」で初の朝ドラ出演を果たしたソニン(時事通信フォト)
《朝ドラ初出演のソニン(42)》「毎日涙と鼻血が…」裸エプロンCDジャケットと陵辱される女子高生役を経て再ブレイクを果たした“並々ならぬプロ意識”と“ハチキン根性”
NEWSポストセブン
山口組も大谷のプレーに関心を寄せているようだ(司組長の写真は時事通信)
〈山口組が大谷翔平を「日本人の誇り」と称賛〉機関紙で見せた司忍組長の「銀色着物姿」 83歳のお祝いに届いた大量の胡蝶蘭
NEWSポストセブン
20年ぶりの万博で”桜”のリンクコーデを披露された天皇皇后両陛下(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
皇后雅子さまが大阪・関西万博の開幕日にご登場 20年ぶりの万博で見せられた晴れやかな笑顔と”桜”のリンクコーデ
NEWSポストセブン
朝ドラ『あんぱん』に出演中の竹野内豊
【朝ドラ『あんぱん』でも好演】時代に合わせてアップデートする竹野内豊、癒しと信頼を感じさせ、好感度も信頼度もバツグン
女性セブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
《実兄が夜空の下で独白》騒動後に中居正広氏が送った“2言だけのメール文面”と、性暴力が認定された弟への“揺るぎない信頼”「趣味が合うんだよね、ヤンキーに憧れた世代だから」
NEWSポストセブン
高校時代の広末涼子。歌手デビューした年に紅白出場(1997年撮影)
《事故直前にヒロスエでーす》広末涼子さんに見られた“奇行”にフィフィが感じる「当時の“芸能界”という異常な環境」「世間から要請されたプレッシャー」
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下は秋篠宮ご夫妻とともに会場内を視察された(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
《藤原紀香が出迎え》皇后雅子さま、大阪・関西万博をご視察 “アクティブ”イメージのブルーグレーのパンツススーツ姿 
NEWSポストセブン
第三者委員会からハラスメント被害が蔓延していたと指摘されたフジテレビ(右・時事通信フォト)
《フジテレビの“あしき習慣”》古くからあった“女子アナ接待”の実態、仕切りは人気ドラマのプロデューサー スポーツ選手との関係構築のため“利用”するケースも
NEWSポストセブン
2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
【独自】「弟がやったことだと思えない…」中居正広氏“最愛の実兄”が独白30分 中居氏が語っていた「僕はもう一回、2人の兄と両親の家族5人で住んでみたい」
NEWSポストセブン
『傷だらけの天使』出演当時を振り返る水谷豊
【放送から50年】水谷豊が語る『傷だらけの天使』 リーゼントにこだわった理由と独特の口調「アニキ~」の原点
週刊ポスト