最盛期30万部超を誇った雑誌『デラべっぴん』の人気シリーズ「風写真帳」。写真家・小澤忠恭氏が当時話題のモデルをセンチメンタルで叙情的に撮影していたコーナーだ。そのうちのひとり、沢田夏子が当時の思い出を語った。
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ロケ地は千葉にある幽霊が出ると噂の廃業したホテルでの撮影でした。スモークを焚いたりして大がかりでしたね。デジカメもスマホもないフイルムの時代に、1枚1枚カメラマンもモデルもお互いに緊張感を持って作品に挑んでいた時代でした。また皆さまにこのような形でお会いできることを光栄に思います。
●デジタル写真集『風写真帳 沢田夏子』が各電子書店で好評発売中。全60ページ、1200円+税。
◆撮影/小澤忠恭
※週刊ポスト2020年7月31日・8月7日号