ライフ

「マンガ食堂」管理人が再現する『トラとミケ』どて飯レシピ

「マンガ食堂」管理人はどう読んだのか。第5話「残暑の候」(第1巻)より

 本誌・女性セブン連載『トラとミケ』(ねこまき・作)の単行本第2巻が紀伊國屋書店全店コミックエッセイ部門で第1位(7月第2週)になるなど、話題沸騰。早くも重版も決まった。名古屋にあるどて屋『トラとミケ』を舞台に描かれるほっこりストーリーを、ブログ「マンガ食堂」管理人の梅本ゆうこさんはどう読んだのか。トラとミケで出される「どて飯」の再現レシピとともにお送りします。

 * * *
 しっかり者のトラとのんびり屋のミケ。名古屋弁のネコのおばあちゃん姉妹が営む「どて屋」は、夜ごと呑兵衛が集う赤味噌の香り漂う飲み処。淡い水彩で描かれる個性豊かで人間くさいネコたちのやりとりは、懐かしく温かく、心がキュッとなります。

 美味しそうな食べ物もたくさん登場するのが本作の魅力。私が一番心を鷲掴みにされたのは、お店の名物のどて煮をご飯にかけた「どて飯」。

 牛すじやモツを赤味噌でじっくり煮込んだトロトロのどて煮、そのソースがしみ込んだご飯、サービスの温玉…。一コマだけで「絶対美味しいやつ」と確信する魅惑の食べ物ですが、これは実在する名古屋の名物料理。

 ねこまきさんの手にかかると、名古屋B級グルメも絵本のメルヘンな食べ物に見えてしまうから不思議です。名古屋のどて煮は豚もつと牛すじのミックスが定番、最低2日は煮込むべし…など、トラさんとミケさんが作る味に近づきたくて調べるうちに、頭が赤味噌一色になってきました。さて、作り方は次のとおり。

〈材料〉
・牛すじ 300g
・豚もつ 300g
・八丁味噌 100g
・だし 600~700cc
・調味料
  酒 大さじ5
  ざらめ 大さじ4
  みりん 大さじ1
  しょうゆ 大さじ1
・しょうが 1かけ
・刻みねぎ 適量
・温泉卵 人数分

関連キーワード

関連記事

トピックス

女優の広末涼子容疑者(44)が現行犯逮捕された
「『キャー!!』って尋常じゃない声が断続的に続いて…」事故直前、サービスエリアに響いた謎の奇声 “不思議な行動”が次々と発覚、薬物検査も実施へ 【広末涼子逮捕】
NEWSポストセブン
再再婚が噂される鳥羽氏(右)
《芸能活動自粛の広末涼子》鳥羽周作シェフが水面下で進めていた「新たな生活」 1月に運営会社の代表取締役に復帰も…事故に無言つらぬく現在
NEWSポストセブン
「居酒屋で女将をしている。来てください」と明かした尾野真千子
居酒屋勤務を告白の尾野真千子、「女優」と「女将」の“二足のわらじ” 実際に店を訪れた人が語る“働きぶり”、常連客とお酒を飲むことも
週刊ポスト
運転中の広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
《広末涼子の男性同乗者》事故を起こしたジープは“自称マネージャー”のクルマだった「独立直後から彼女を支える関係」
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
《病院の中をウロウロ…挙動不審》広末涼子容疑者、逮捕前に「薬コンプリート!」「あーー逃げたい」など体調不良を吐露していた苦悩…看護師の左足を蹴る
NEWSポストセブン
北極域研究船の命名・進水式に出席した愛子さま(時事通信フォト)
「本番前のリハーサルで斧を手にして“重いですね”」愛子さまご公務の入念な下準備と器用な手さばき
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(写真は2023年12月)と事故現場
《広末涼子が逮捕》「グシャグシャの黒いジープが…」トラック追突事故の目撃者が証言した「緊迫の事故現場」、事故直後の不審な動き“立ったり座ったりはみ出しそうになったり”
NEWSポストセブン
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン