上沼恵美子(65才)が番組MCを務める『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)が突然打ち切りになった。上沼といえば、関西のテレビ界の大重鎮。在阪テレビ各社が腫れ物に触るように接してきたために、上沼は裸の王様ならぬ“裸の女帝”になっているという。
「最近まで上沼さんと懇意にしていた古株の制作会社がいい例ですよ」とは、在阪テレビ局関係者。
「上沼さんの多くの番組にかかわっていたんですが、社長の奥さんが上沼さんのスタイリストをやることが多かった。さらに、社長の息子が上沼さんのマネジャー代わりを務めることも。でも、それぞれ本名を名乗っていないとかで社長は自分たちが家族であることを上沼さんに隠していたんです」
家族ぐるみで上沼に依存するさまは、アカデミー賞を受賞した韓国映画『パラサイト 半地下の家族』さながらだ。社長に取材をすると、
「まあ名前はペンネームみたいなもんでね…。上沼さんに? 言っていなかったです…事実です。おれも迂闊にしゃべられへんから、また電話します」
そう答えたまま、期日までに回答はなかった。
「こうした“上沼利権”に巣食う人間は大阪にはたくさんいます。でも、今回の打ち切りを受けて、上沼さんと距離を置く人も出始めている」(別の在阪テレビ局関係者)
さらには、テレビ局側の視聴率に対する考え方の変化も逆風になっているという。
「テレビ局は昨年あたりから、世帯視聴率ではなく個人視聴率を重視するようになりました。狙いは49才以下で、上沼さんの支持層の年配者と異なる。関テレが打ち切りを打診したのもこうした背景もあるんです」(広告代理店関係者)
※女性セブン2020年8月13日号