長い梅雨が明け、ようやく晴れ間が見えた8月上旬の早朝。都内の高級住宅地に、小さな子供を挟んで、“手つなぎデート”を楽しむ夫婦の姿があった。
男性の手は子供の右手と、女性の手は子供の左手とギュッとつながれており、時折、子供は両足を浮かせ、ブランコのように体が揺れるのを楽しむ。「もういっかい」と子供がねだり、夫婦は息を合わせて子供を持ち上げる――。ドラマに出てくるような“幸せな夫婦”は、アンジャッシュ・渡部建(47才)と佐々木希(32才)だった。
ふたりは2017年10月に結婚し、翌2018年2月には第一子の男の子が誕生。順風満帆に見えたが、今年6月に渡部が複数の女性と不倫関係にあったことが発覚。しかも「多目的トイレでの性行為」「女性に1万円を渡し、都合よく扱う」などの詳細が報じられ、大バッシングを浴びたことは記憶に新しい。
一連の報道により、渡部の仕事はゼロに。収入が途絶えただけでなく、CMの降板で多額の違約金が発生するとみられ、大きな“ツケ”を払うことになった。
「不倫騒動以前、渡部さんには3本のCM契約がありました。その中には外資系商品もあり、特に違約金の額が大きくなる可能性があります。レギュラー出演していたテレビ番組の再収録費用などと合わせると、賠償額は1億円を超えるともいわれています」(大手広告代理店関係者)
渡部が背負う十字架は金銭面だけではない。パートナーにも多大な迷惑をかけた。
7月30日、新CMの発表会に登場した相方の児嶋一哉(48才)は、コンビの今後について、「まだ何も決まっていない。復活できないかもしれない」と心境を明かした。
最も深く傷ついているはずの妻の佐々木は、
《この度は、主人の無自覚な行動により多くの方々を不快な気持ちにさせてしまい、大変申し訳ございません》
と謝罪コメントを出し、「離婚しない」道を選択した。さらに、雲隠れした渡部とは対照的に、騒動後も間を置くことなくレギュラー番組に出演し続けている。