ライフ

ギネス記録保持者「90歳ゲーマーおばあちゃん」の若さの秘訣

90代とは思えないコントローラー捌き

 近年、「ゲーム」をテーマにしたテレビ番組やインターネットコンテンツが大人気だ。中でも異色の経歴から注目を集めているのが「ゲーマーグランマ」である。なんと御年90歳。最高齢ゲーム実況者としてギネス記録を持つ彼女が、プロゲーマー顔負けのコントローラーさばきで最新ゲームをプレイする動画は40万人以上のファンがチャンネル登録している。プロゲーマー・すいのこ氏が、彼女の魅力に迫った。

 * * *
 近著『eスポーツ選手はなぜ勉強ができるのか』の原稿執筆を進めていた5月中旬。なんとなく筆が進まなくなり、気晴らしにネットサーフィンをしていたところ、とあるニュースが目に留まった。

「90歳のおばあちゃんゲーム実況者『ゲーマーグランマ』こと森浜子さん、ギネス世界記録『世界最高齢のゲーム実況者』に認定」

 凄い肩書きだ……。このスーパーおばあちゃんは一体、何者なのか。新型コロナウイルスによる影響で外出自粛が続いていたうえ、東京都も非常事態宣言下にあったため、ビデオ通話アブリ「Zoom」で話を聞いた。

 通話画面に現れた森さんは、とてもお淑やかな出で立ちをしており、後ろに飾られた調度品も綺麗なものばかりで、気品に満ち溢れた方だった。

「初めてゲームに触ったのは今から39年前だったかしら。私の子供も大人になって巣立っていって、自分の時間を自由に使えるようになった頃かな。たまたまおもちゃ屋さんに行った時に、小さい子供がゲームで遊んでいたんです。何だろう、って気になっちゃって、試しに遊んでみたら一気にハマっちゃった。確かその時に遊んだのは『カセットビジョン』ってゲーム機だったんですが、ぴょんぴょん跳ねたり、弾を撃つだけのシンプルなゲームだったし、ストーリーとかもありませんでした。だから正直、内容はあまり記憶に残っていないんですけどね」

関連キーワード

関連記事

トピックス

あごひげを生やしワイルドな姿の大野智
《近況スクープ》大野智、「両肩にタトゥー」の衝撃姿 嵐再始動への気運高まるなか、示した“アーティストの魂” 
女性セブン
OZworldの登場に若者が殺到した
《厳戒態勢の渋谷ハロウィン》「マジで両方揉まれました」と被害打ち明ける女性…「有名ラッパー」登場で一触即発の乱闘騒ぎも
NEWSポストセブン
天海のそばにはいつも家族の存在があった
《お兄様の妹に生まれてよかった》天海祐希、2才年上の最愛の兄との別れ 下町らしいチャキチャキした話し方やしぐさは「兄の影響なの」
女性セブン
川村
【北海道・男子大学生死亡】脚には「龍のタトゥーシール」…逮捕された川村葉音容疑者(20)の同級生が明かす「暴力的側面」と「恋愛への執着心」
NEWSポストセブン
満を持してアメリカへ(写真/共同通信社)
アメリカ進出のゆりやんレトリィバァ「渡辺直美超えの存在」へ 流暢な英語でボケ倒し、すでに「アメリカナイズされた笑い」への対応万全
週刊ポスト
ライブペインティングでは模様を切り抜いた型紙にスプレーを拭きかけられた佳子さま(2024年10月26日、佐賀県基山町。撮影/JMPA)
佳子さま、今年2回目の佐賀訪問でも弾けた“笑顔の交流” スプレーでのライブペインティングでは「わぁきれい!うまくできました!」 
女性セブン
傷害致死容疑などで逮捕された八木原亜麻容疑者(20)、川村葉音容疑者(20)、(右はインスタグラムより)
【北海道男子大学生死亡】逮捕された交際相手の八木原亜麻容疑者(20)が高校時代に起こしていたトラブル「友達の机を何かで『死ね』って削って…」 被害男性は中学時代の部活先輩
NEWSポストセブン
木曽路が“出禁”処分に(本人のXより)
《胸丸出しショット投稿で出禁処分》「許されることのない不適切な行為」しゃぶしゃぶチェーン店『木曽路』が投稿女性に「来店禁止通告」していた
NEWSポストセブン
東京・渋谷区にある超名門・慶應義塾幼稚舎
《独占スクープ》慶應幼稚舎に激震!現役児童の父が告白「現役教員らが絡んだ金とコネの入学ルート」、“お受験のフィクサー”に2000万円 
女性セブン
佳子さまの耳元で光る藍色のイヤリング
佳子さまが着用した2640円のイヤリングが驚愕の売れ行き「通常の50倍は売れています」 地方公務で地元の名産品を身につける心遣い
週刊ポスト
傷害致死容疑などで逮捕された八木原亜麻容疑者(20)、川村葉音容疑者(20)(インスタグラムより)
【北海道男子大学生死亡】 「不思議ちゃん」と「高校デビュー」傷害致死事件を首謀した2人の女子大生容疑者はアルバイト先が同じ 仲良く踊る動画もSNS投稿
NEWSポストセブン
いわゆる“ガチ恋”だったという千明博行容疑者(写真/時事通信フォト)
《18才ガールズバー店員刺殺》被害者父の悲しみ「娘の写真を一枚も持ってない。いま思い出せるのは最期の顔だけ…」 49才容疑者の同級生は「昔からちょっと危うい感じ」
女性セブン