ただでさえ熱くて体調を崩しがちな夏。さらに、今年は新型コロナウイルスもあり、心配な面も少なくない。せめて健康運だけは上げておきたい…などと思う人も多いだろう。そこで、風水師の暁玲華さんに、健康運がアップするパワースポットを紹介してもらった。
熊野速玉大社(和歌山)
澄み切った境内のすがすがしさは、神の気にふれて光を取り戻せるきっかけになるでしょう。神社に由縁のあるナギの木は、葉脈がまっすぐで、邪気を祓う葉として有名で古代から蓑の裏などにさしてきたそうです。周辺の神倉神社は熊野三社の本宮ですが、違った雰囲気で重みがあります。
熊野神社は火に関係する神社ですが、この神社は風の神社のように、気を和らげ精神的なストレスをとってくれます。神仏習合の熊野権現信仰は、熊野速玉大神様が病気を治す薬師如来様にお姿を変えられたことから、病気平癒、身体健勝の御利益があります。
住所:和歌山県新宮市新宮1番地
阿蘇神社・阿蘇山火口(熊本)
火の最大のパワースポットは阿蘇山で、大地のエネルギーで体の気が強くなるでしょう。また火口は寿命を延ばす命の泉があり、女神が司っているといわれてきました。病気の体に火の神気を通すような熱さを感じられることが、効果の現われ。阿蘇神社は熊本地震で被害を受け、大変なことになりましたが、大地の神と通じているので、人の体や血などに恩恵を与えてくれます。(8月4日現在噴火警戒レベルが2のため火口には近づけません)
住所:熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
狭井神社(奈良)
病気平癒や健康長寿の神様として全国からあがめられ、境内にある「薬井戸」では古くより病気、けがの治りが早まると信仰される「御神水」がいただけます。大神神社の御神体である三輪山の入山口でもあるので、古代からの聖地として最も古い類のパワースポットといってよいでしょう。病気の人が神頼みをするナンバーワン神社です。
住所:奈良県桜井市三輪1422
【プロフィール】
暁玲華/あかつき れいか。古神道研究家、スピリチュアルアーキテクト。パワースポット研究の第一人者として、パワースポットに関する著書やムックの監修など、主に全国の神社を紹介し雑誌やラジオ、講演などで活躍している。神道の研究を通じて、霊視鑑定や風水、日本の古代史まで幅広いジャンルに携わる。近著に『幸運は「準備している人」に訪れます』(三笠書房)がある。
※女性セブン2020年8月20・27日号