芸能

志村けんさん 「オレの子供を産んでくれ」と頼んだ女性──NEWSポストセブン2020上半期TOP3

志村さんがたった1つ、果たしたかったこと

 NEWSポストセブンで2020年上半期(1月1日~6月30日)に公開した記事の中から、大きな話題を呼んだ記事トップ3を発表します。第1位は、4月2日に配信した『志村けんさん 「オレの子供を産んでくれ」と頼んだ女性』です(年齢などは当時)。

 * * *
「毎年3月には、出演者、スタッフも集まって、一緒に花見をしていたんです。六本木の和食の店を会場にすることが多かったかな。だからもちろん今年も参加するつもりでした。なのにこんな形でもう二度とできなくなってしまうなんて…」(番組関係者)

 あっという間だった。志村けんさん(享年70)は3月19日に発熱と呼吸困難の症状が出て、わずか3日で意識を失った。自分が新型コロナウイルスに感染したことも知らぬまま、誰一人として心の準備が整わないまま、帰らぬ人となってしまった。

 コメディアンとしてお茶の間の笑いを取ることに徹し、プライベートを深く語りたがらなかったが、ここ数年は違っていた。

 家族の知られざる歴史をひもとくドキュメンタリー『ファミリーヒストリー』(NHK・2018年5月)に出演して、自身のルーツに触れたり、『金スマ』(TBS系・2019年4月)では、師匠の故・いかりや長介さん(享年72)への思いを初告白。そして亡くなる4日前には『あいつ今何してる?』(テレビ朝日系)に出演し、過去に結婚を意識した唯一の恋人について明かした。

 さらに俳優としての仕事を避けてきたにもかかわらず、この春からNHKの朝ドラ『エール』に出演、そして松竹創立100年を記念する山田洋次監督の映画『キネマの神様』(2020年末公開予定)への主演に挑戦している最中のことだった。

 志村さんの知人が言う。

「本人は新型コロナに感染したと知らぬまま亡くなりましたが、何か心に期するものがあったんでしょうか…。仕事だけじゃなくて、プライベートでもここ最近変わってきていたんですよね」

 一度夜の街に繰り出せば、深夜3時、4時は当たり前。2軒、3軒とキャバクラやガールズバーをハシゴしては、店員も、居合わせた客をも楽しませる。気っぷのよい支払いも有名で、志村さんの愛車、ロールスロイスが目抜き通りに止まっていれば「今日はお店にいるんだ」と道行く人がわかるほどだった。24才でザ・ドリフターズに加入してから40年以上、欠かすことなく六本木の街へ繰り出しては、車で40分はかかる三鷹市の自宅に帰る日々。「昭和のスター」を地で行く最後の人だったともいえる。

「ただ、ここ1~2年は街に繰り出してはいたけれど、志村さんにしては節制生活を送っていました。1日2箱というヘビースモーカーだったのに禁煙して、お酒も焼酎のボトルをロックで1本すぐに空けてしまうくらいだったのに、水を飲みながらほんの数杯という具合。考えるところがあったんだと思います」(前出・志村さんの知人)

 節制に加え、岩盤浴にも通った。愛犬・ゴールデンレトリーバーと豆柴の散歩も、ともに暮らす家政婦ではなく自分で行くようになっていた。

「飼い犬2匹を同時に散歩させるのではなく、別々に散歩。1日1万歩以上歩く日もあったみたいですよ。そうしないと、と自分に言い聞かせて運動していたようですが、体が少し引き締まるとうれしいようでお茶目に自慢することもありました」(テレビ局関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン