Go To トラベルキャンペーンで国内旅行が推奨されていても、やはり今年は“静かな夏”。マーケティング会社ヴァリューズが、1万8427人を対象に実施した『2020夏の旅行調査』によると、この夏、「旅行を検討していない」と答えた人は全体の62%にのぼった。旅行をする人も、内容は「温泉」「宿泊先でゆっくり過ごす」などが多く、レジャースポットやアミューズメント施設に出かける人は少なくなりそうだ。
ところが、こうした施設の中には、新型コロナの感染対策を徹底して行っているため、マスクの着用や手洗い、3密に気を配れば、普段以上に満喫できるスポットもあるという。
最も“狙い目”なのが、東京ディズニーリゾートだ。新型コロナが流行する以前は、「ランド」と「シー」を合わせて、入場者数が10万人にのぼる日もあった。しかし現在は、両エリア合わせて1日の入場者数が1万5000人程度に制限されている。そのため、チケットさえ購入できれば、“ガラ空き”状態でアトラクションを楽しめるのだ。
「夏休みのような繁忙期は2時間以上待つこともある『トイ・ストーリー・マニア!』の待ち時間が、たったの10分。絶叫アトラクションとして人気の『タワー・オブ・テラー』にもほとんど並びませんでした」(8月前半にディズニーシーを訪れた人)
海外を含め、通算3000回以上、パークを訪れたという、ディズニー大好き芸人のうえだのまさゆきさんもこう語る。
「開園と同時に入れば、夕方までに全アトラクションを制覇することもできるぐらいガラガラです。昨年7月にオープンして、いま最も待ち時間の長い『ソアリン:ファンタスティック・フライト』にも、30分ほどで乗れます」
ディズニーといえば、パーク内に散らばるワゴングルメも楽しみの1つだが、コロナ禍ならではの楽しみ方があるという。「8月7日から、パーク内のワゴンで販売されているスイーツなどが勢ぞろいした『スウィートタイムセレクション』というビュッフェが、ディズニーランドのクリスタルパレス・レストランで始まりました。ビュッフェといってもキャストさんがトレーにスイーツや料理をのせてくれるスタイルなので、感染防止の上でも安心できます」(前出・うえだのさん)