芸能人の中には名家と呼ばれる家の出の人が少なくない。タレントのクリス松村は、外交官の父を持つ超エリート一家出身。東京・杉並の高級住宅地にある1000坪近い家に育ち、食事はクラシック音楽が流れる中でしゃべらずに食べるのがルールだったそう。
“王子キャラ”でブレークした及川光博(50才)の家には幼少期、メイドが3人おり、彼女たちに育てられたとバラエティー番組で明かしている。
その威光が一代ならず祖先にまで及ぶ名家もある。
「うちには、家系図を記した本がありました」
こう語るのは「お嬢様学校あるある」などを持ちネタとする芸人のたかまつなな(27才)だ。“日本の工業化学の元老”と称され、東京大学教授や東京ガス社長を歴任した化学者の高松豊吉を曽祖父に持つたかまつは、中高は神奈川屈指の進学校でお嬢様学校として名高いフェリス女学院に通っていた。「幼少期は、コンビニすら危険だから行ってはならないと親に言いつけられる」など数々の仰天エピソードを披露している。
「とはいえ、わが家はフェリスの中では普通の方だと思います。友人には、じいややばあやに高校生になってもお世話してもらっている人もいましたから」
謙遜するたかまつだが、普通の家に家系図の本があることはまずないだろう。
「うちにあった家系図の本は、書店で売っているようなものでなく、代々続く高松家の歴史を説明したオリジナルのもの。新宿を開拓した祖先がいた、といったことが説明してある分厚い本でした」(たかまつ)
歴史の教科書に名を刻むような人物が祖先にいる有名人も少なくない。