著名人から犯罪の容疑を掛けられた人、現役首相までが会見を開き、ときに大きなエポックメイキングの舞台にもなるのが外国人特派員らで構成される日本外国特派員協会(FCCJ)だ。もちろん、芸能人からも、さまざまな発言が飛び出した。その歴史を振り返る。
■女優・前田敦子「濡れ場も全然抵抗ない」(2015年1月8日)
映画『さよなら歌舞伎町』の試写会後に登場。服を着たままのベッドシーンだったためか、「今後、激しいセックスシーンの注文があれば演じるか」と問われ、「全然抵抗はありません」と回答。翌年、ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』で肌を見せて濡れ場を熱演。
■俳優・宍戸錠「1331人斬り告白」(2012年9月5日)
日活創立100周年記念で映画『拳銃は俺のパスポート』の上映と会見が行なわれ、「1331人と寝た」と告白。ウォーレン・ベイティが5万541人、チャーリー・シーンが3842人のため、世界3位と自任。翌月本誌『週刊ポスト』の取材に応じ、2人の数字は異なったが、自らの体験人数は1331人と再断言。
■芸人・大島美幸(森三中)「男らしさに気づいた」(2014年11月4日)
主演映画『福福荘の福ちゃん』の試写会を兼ねた会見に登場、不慣れな英語で挨拶した。丸刈りにしておっさん役に挑んだことで「自分の男らしさに改めて気づいた」と語り、役作りのために「床に直接寝る」「オーガニックなものを食べない」などを実行したと話し笑いを誘った。
■女優・樹木希林「センキュー!」(2012年4月18日)
映画『わが母の記』のPRで登壇。「痴呆症の役をやりたがる女優がいないので回ってきました」と笑わせたかと思えば、「日本の映画は貧しいです。発想じゃなくて、経済的に」と実情も吐露した。最後は夫の内田裕也さながらに、「センキュー!」と叫んで会場を去った。
写真■FCCJ
※週刊ポスト2020年9月4日号