ライフ

1等最高12億円が一度も出てないMEGA BIG そろそろ当たるか

スポーツくじの販売再開でリモート応援にも熱が入る

スポーツ再開の盛り上がりとともにスポーツくじ熱も高まっている

 新型コロナの影響で、スポーツは観客数を制限して開催されている。プロ野球もサッカーのJリーグも、試合会場では拍手のみでの応援が定着してきた。スポーツの再開に併せてスポーツくじも始まっているが、最高12億円の当せん金が注目されるMEGA BIG(メガビッグ)は、まだ1等が一度も出ていない。果たして1等はいつ出るのか、ニッセイ基礎研究所主席研究員の篠原拓也氏が確率から考察する。

 * * *
 今年は新型コロナの影響で、春に野球やサッカーの試合が止まっていた。夏に再開したあと、ようやく頻繁に試合が開催されるようになった。

 サッカーの試合観戦に花を添えるスポーツくじも本格的に再開している。今年2月に発売されたMEGA BIGも6月に再開されており、現在は試合の開催に合わせて、毎週1、2回のペースで、くじが行われている。

 ところが、MEGA BIGは、これまで1度も1等が出ていない。そのことについて、少し考えてみたい。

 なお、あらかじめお断りしておくが、筆者はスポーツ評論家ではなく、サッカーについて一般的な知識しかもっていない。したがって、特定のチームの戦力やチーム間の対戦成績などをもとに専門的な予想を述べることはできない。あくまで統計的な確率だけを頼りに考えることにする。

MEGA BIGの1等当せん確率

 まず、簡単にMEGA BIGの仕組みについてみておこう。MEGA BIGは今年2月15日から販売されているスポーツくじの1種だ。スポーツくじにはいろいろな種類がある。大きくは、コンピュータがランダムに試合結果を選択するBIGのタイプと、くじを買う人が試合結果を予想するtotoのタイプに分かれる。

 MEGA BIGは、BIGと同じくコンピュータがランダムに試合結果を選択するタイプだ。指定されたサッカー12試合の90分間の試合結果が、くじの対象となる。ただし、試合結果といっても、BIGのように、ゲームの勝敗が対象になるわけではない。対戦する両チームの合計得点数が対象となる。

 1つのゲームの合計得点数について、「1点以下=【1】」、「2点=【2】」、「3点=【3】」、「4点以上=【4】」の4通りの試合結果がありうる。12試合すべてについて、コンピュータの選択した結果が実際の試合結果と一致した場合、1等当せんとなる。MEGA BIGは1口300円で、1等はキャリーオーバーがない場合は、最高7億円。キャリーオーバーがある場合は、最高12億円となる。

 このキャリーオーバー発生時の12億円という当せん金は、公営競技を除いて、これまでの日本くじ史上最高額となっている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

モテ男だった火野正平さん(時事通信フォト)
【火野正平さん逝去】4年前「不倫の作法」を尋ねた記者に「それ俺に聞くの!?」 その場にいた娘たちは爆笑した
週刊ポスト
「●」について語った渡邊渚アナ
【大好評エッセイ連載第2回】元フジテレビ渡邊渚アナが明かす「恋も宇宙も一緒だな~と思ったりした出来事」
NEWSポストセブン
三笠宮妃百合子さま(時事通信フォト)
百合子さま逝去で“三笠宮家当主”をめぐる議論再燃か 喪主を務める彬子さまと母・信子さまと間には深い溝
女性セブン
氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
「SUNTORYドリンクスマイルBAR」
《忘年会シーズンにこそ適正飲酒を》サントリーの新たな取り組み 自分に合った “飲み“の楽しさの発見につながる「ドリンク スマイル」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
NEWSポストセブン