外国人特派員らで構成される日本外国特派員協会(FCCJ)では、政財官界や芸能界のさまざまな人が会見する。会員も450人が海外メディアの特派員、世界が興味を持つことをテーマに会見が行われ、司会進行から質問まで英語で行われることも多い。そんな場で流暢な英語を披露したスポーツ選手や芸能人を、紹介する。
■フィギュアスケーター・羽生結弦(2018年2月27日)
平昌五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を達成。会見冒頭のスピーチのみならず、随所に英語を交えて話した。「北朝鮮の選手を日本に招待して一緒に滑ることは?」と聞かれ、「難しい質問」としたうえで、「スケートの仲間であることは絶対に確かなこと」と答えた。
■女優・二階堂ふみ(2016年6月13日)
小泉今日子とダブル主演の映画『ふきげんな過去』のPRで登場し、慶應大学時代にニューヨークへ短期留学した経験から流暢な英語で挨拶。通訳が「私も大変緊張しております。この映画を皆さまどう思われましたか?」と“日本語”に訳して大いに盛り上がった
■俳優・鈴木亮平(2014年8月7日)
高校時代に1年間アメリカに留学し、オクラホマ州の牧場で過ごした売れっ子俳優は、映画『TOKYO TRIBE』の園子温監督や共演の竹内力について聞かれ、英語で答えた後に自ら日本語に訳して喝采を浴びた。いずれ、ハリウッド俳優の夢を叶える日が来るかもしれない。
■ミュージシャン・野田洋次郎(RADWIMPS)(2015年5月27日)
主演映画『トイレのピエタ』の会見で、6歳から約4年間をアメリカで過ごした野田は質疑応答をすべて英語で行なった。外国人歌手との仕事やバンドの海外ツアーを通じて語学スキルを維持、映画『君の名は。』の主題歌『前前前世』の英語詞も野田が手掛けている。
■写真/FCCJ
※週刊ポスト2020年9月4日号