過ちを犯したどんな人でも、やり直すチャンスは等しく与えられるべきだが、「笑わせる」ことが生業の芸人の場合、深刻な笑えない事件のあとにまったく同じ場所へ復帰するのは難しい。たとえば、昨年10月に東京国税局に所得申告漏れを指摘されて以来、テレビから姿を消していたチュートリアル・徳井義実は、8月26日放送の『東野・岡村の旅猿17 プライベートでごめんなさい…』(日本テレビ系)で地上波に復帰した。
「3月には自身がパーソナリティを務めるラジオ番組や舞台などで活動を再開させていましたが、レギュラーだった人気番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)での復帰となると、視聴者からの大きな反発が予想されます。なので同じ吉本の先輩・東野幸治(53)と岡村隆史(50)がやっている深夜番組で、吉本本社でのロケを復帰の場に選びました。何度も頭を下げて謝罪する徳井に東野が『不倫したんか?』とボケていましたが、こうしたイジリを交えて禊ぎを済ませようとしたのではないか」(スポーツ紙記者)
もちろんかつてのレギュラー番組で、相方のフォローを頼りに復帰するケースも多い。
闇営業問題で謹慎処分になったロンドンブーツ1号2号の田村亮(48)も、9か月の謹慎を経て、今年4月に相方の田村淳(46)が司会を務める『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で地上波復帰。
17歳少女との淫行が発覚した極楽とんぼの山本圭壱(52)は、レギュラーを務めていた『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系、2016年7月放送)で10年ぶりにテレビに出演。相方の加藤浩次(51)が「第一声で『すいませんでした』だろ!」と説教した。
一方、ロンブー亮と同じく闇営業問題で謹慎していた雨上がり決死隊の宮迫博之(50)が選んだのは、「ユーチューブ」での復帰だった。