醜聞が報じられたあと、謹慎など活動自粛をした芸能人は、その後、どのように復帰しているのか。昭和の女優には、スキャンダルを逆手にとって話題作りにし、濡れ場で過激に復活する者もいた。
1983年、当時15歳の高部知子(53)は全裸に布団をかけた状態でタバコを吸っている写真が報じられ、活動休止に追い込まれた。いわゆる「ニャンニャン事件」だ。その5年後、映画『嵐が丘』で復帰した高部は、オールヌードを披露した。
荻野目慶子(55)も、1990年に不倫相手の映画監督が自宅で自殺未遂を起こすというスキャンダルで表舞台から姿を消したが、10か月後に、映画『陽炎』で大胆な濡れ場を演じ、その翌年には映画『いつかギラギラする日』で一糸纏わぬ姿で男性を翻弄する役を演じた。
“裸一貫”での出直しというパターンは近年でも。沢尻エリカ(34)は2007年に舞台挨拶での「別に」騒動で物議を醸して活動を休止後、2012年に映画『ヘルタースケルター』で復帰。バストトップを披露して話題を呼んだ。昨年11月に麻薬取締法違反で逮捕され、再び謹慎の身となった沢尻だが、次の復帰ではどのような話題を振りまくのだろうか。
子供のスキャンダルを理由に謹慎したケースはどうか。
三田佳子(78)は1998年に次男が覚せい剤取締法違反で逮捕され、女優活動を10か月間自粛し、舞台『命燃えて』で復帰。その後も次男が繰り返し逮捕されたことから、なかなか大きな仕事には恵まれなかったが、現在放送中のNHKBS『すぐ死ぬんだから』で23年ぶりの連ドラ主演に返り咲いた。
高畑淳子(65)も、長男で役者の高畑裕太が2016年8月に強姦致傷容疑で逮捕(後に示談が成立し不起訴処分に)された後、女優活動を休止。2017年6月にドラマ『屋根裏の恋人』(フジ系)で復帰した。なお、息子の裕太は8月23日に公式HPとツイッターを開設し、今後についてツイッターでは〈表現力の向上に邁進したい〉と綴っているが、「ドラマ復帰の目途は立っていない」(前出・スポーツ紙記者)という。
※週刊ポスト2020年9月11日号