8月中旬の都内で、コンビニエンスストアから大きなリュックを背負って出てきたのは、お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次(42才)。カメラのISO感度を最大限に上げて撮らないと、夜の暗さに溶け込んでしまうほど黒く日焼けしている。
この体を生かして、故梅宮辰夫さん(享年81)のお面をかぶる“体ものまね”などで、バラエティー番組で人気を確立させてきた秋山。
あるお笑い芸能事務所のマネジャーは「ロバートは、9年前の『キング・オブ・コント』で優勝したが、秋山さんが天才と言われるお笑いセンスをさらに発揮してきたのは、5年前から配信し続けているYouTube『ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル』です」と話す。
秋山が、架空の著名人に扮して『情熱大陸』(TBS系)や『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)のようなドキュメンタリー風コントを配信。チャンネル登録者数約58万人、100万回再生以上の動画をいくつも生み出してきた。まさに、芸能人YouTubeの先駆けなのだ。
前出のマネジャーは「毎日、インスタントな内容を配信するのではなく、動画1本1本を丁寧に作り込んで公開するので、どれもクオリティーがピカイチ。天才型、憑依型と称えられていますが、まさにお笑いの職人です」。
酒もたばこもやらずに、ひたすらお笑いを追求するタイプだというのだ。そんな秋山だが、今年は新型コロナウイルスの自粛期間中に気力を失っていたという。