総菜コーナーで買うポテトサラダも便利だけれど、家で作るとまた格別。「ちょっと面倒……」というかた、ご安心を。手間を省ける作り方があるんです。パリでの料理修業や主婦としての経験を活かし、作りやすさやコスパを重視したレシピをテレビ、雑誌などで紹介。SNSなどを利用したオンライン料理教室も積極的に行っている料理研究家の脇雅世さんに「基本のポテトサラダ」の作り方を聞きました。
ポテサラはここがコツ!
【少ない湯でゆでる】
湯の量はひたひた程度で十分。じゃがいもは一口大に切り、にんじんも一緒にゆでてしまうから、時間も手間もかかりません!
【水分をとばす】
ポテサラは水っぽさが厳禁! ゆで汁を捨てたら再び火にかけ、粉ふきいもの要領で鍋を軽くゆすりながら水分をとばします。
【広げて冷ます】
意外に時間がかかるのが、じゃがいもを冷ます工程。つぶしたらラップなどに広げ、表面積を大きくした方が早く冷ませます。
【きゅうりの水分で滑らかさを調節】
きゅうりと玉ねぎをさらして絞った水分は、捨てずにキープ。ポテサラの滑らかさが足りないときは、この絞り汁を加えます。
■材料(2~3人分)
じゃがいも…2~3個(300g)、にんじん…1/2本(80g)、
A[水…50ml、塩…小さじ2/3]
きゅうり…1本(100g)、玉ねぎ…1/4個(50g)、ハム…3枚(35g)
B[マヨネーズ…大さじ3、溶き辛子…小さじ2/3、塩…小さじ1/4、こしょう…少々]
■作り方
【1】じゃがいもは皮をむいて適当な大きさに切り、水にさらす。にんじんは皮をむき、縦4つ割りにする。
【2】鍋に【1】を入れて水をひたひたに加え、ふたをして火にかける。煮立ったら、じゃがいもがやわらかくなるまで中火で約10分ゆでる。
【3】【2】からにんじんだけ取り出す。じゃがいもの湯をきり、再び火にかけて余分な水分をとばす。熱いうちにフォークなどでつぶし、粗熱をとる。にんじんは冷めたら2~3mm厚さのいちょう切りにする。
【4】ボウルに[A]を合わせ、きゅうりと玉ねぎを薄切りにして加え、しんなりするまでおく。水気を絞り、絞り汁もとっておく。
【5】別のボウルに【3】、きゅうりと玉ねぎ、半分に切って7mm幅に切ったハムを入れ、[B](マヨネーズの上に溶き辛子をのせて混ぜておく)を加えて混ぜる。様子を見ながら【4】の絞り汁大さじ2~3を加え、好みの滑らかさにする。
◆撮影/豊田朋子
※女性セブン2020年9月24日・10月1日号