「AV女優になりたい──」。いま、そんな女性が巷に溢れ、簡単には女優になれない世界へと様変わりした。中でも“メーカーの顔”である「専属女優」は「100人面接して1人」とも言われ、男性のみならず女性たちの憧れの存在でもある。「FALENO」専属の吉高寧々と二階堂夢はなぜAV女優という道を選んだのか。
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二階堂:私は昔からAV好きだったのですが、吉高さんのデビューは「ついにこんなに可愛い女性が!」と衝撃的でした。私は吉高さんに憧れて「後に続きたい」とデビューを決意したんです。最近はAVを観る女性が多いので、面接の希望者も増えてると聞きました。
吉高:ありがとう! 私は普通のお仕事をしてたんだけど、芸能への憧れがあったの。「死ぬ時に後悔したくない」と思ってグラビアを始めて、そこからAVデビューしたんです。「恵比寿マスカッツ」がアイドルグループとしてテレビに出ていたのも大きかった。夢ちゃんはどうして?
二階堂:高校時代、アメリカに住んでいて、男子生徒の間で蒼井そらさんが有名だったんです。当時の私は性の話に疎くて、「えっ、蒼井といえば蒼井優じゃないの?」って(笑い)。でもアジア圏での認知度はハリウッドスター並みだし、明日花キララさんや三上悠亜さんはアパレルブランドもやられてますよね。
最近はSNSを通じて多岐にわたって活躍している方が多いので、私も将来の可能性を広げたいです。もしもSNSがない時代だったら、AVをやってなかったかもしれません。