東京のキー局には、タレントを上回るような人気を誇る女子アナがいるが、その一方で大阪の準キー局にも、大きな存在感を放つ女子アナがいる。同期としてライバル局に入社した藤本景子(関西テレビ)と森若佐紀子(読売テレビ)が、大物司会者との思い出、キー局との違いについて語り合った。
藤本:アナウンサー試験の時の佐紀ちゃんは笑けるくらい真っ赤なスーツ着てたよね。私、「赤い彗星が現われたか」と思ったもん。
森若:景子は最初からコミュ力が高かった! 自己PRの時に「私を採用しないと損をする」みたいなこと言ったでしょ?
藤本:うん、カンテレのPRタイムにやった(笑い)。
森若:東京の同期は千野志麻ちゃんなんかがいて、まさに“女子アナ”のブームだったよね。
藤本:でも東京のアナウンサーは雰囲気が全然違う!
森若:関西は庶民的だよね。
藤本:あまり綺麗な人を採っちゃうと、すぐ辞めて東京に行っちゃうし(笑い)。
森若:特にチヤホヤもされなかったよね。
藤本:新人時代の仕事は夜の2分間のニュースという地味な仕事だったし。
森若:ニュースは基本!
藤本:でもお昼の情報番組『2時ドキッ!』が始まってからは、めちゃくちゃ働きましたね~。ハイヒールモモコさんや『よ~いドン!』で円広志さんなどベテランに囲まれて。失敗しても必ず誰かが助けてくれた。
森若:関西の生放送は団結力があるよね。私はやっぱりまだローカル放送だった『情報ライブミヤネ屋』の初代アシスタントに2007年に就任したのが転機かな。