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メルカリに甲子園の土が大量出品「ただの砂」「金欠なので」

プライスレスな土なのに…

 せめて土だけでも──夏の甲子園が中止となり夢を絶たれた高校球児たちを励ますため、阪神タイガースが全国の高校野球部員(女子部員も含む3年生)約5万人に「甲子園の土」が入ったキーホルダーを贈った。

 そのプライスレスな土が今、“商品”として売られているという。

「フリーマーケットアプリ『メルカリ』に大量に出品されているんです。5000円前後の価格で出品されているものが多いですが、中には1万円を超えるものも。すでに売買が成立しているものもたくさんあります」(メルカリユーザーの1人)

「甲子園の土」といえば出場選手たちが敗退後、泣きながらかき集めて持ち帰る光景が人々の心を打ってきた。球児自ら売りに出すとは、にわかには信じがたいのだが……。

 4000円で売り出した出品者の1人に話を聞くと、こう淡々と明かした。

「クラスメイトの野球部員から『これ、いる? 要らないから好きにして』と言われて、もらったんです。僕自身は野球をやっているわけではないので、何も感じません」

 他にも、出品者のコメント欄を見ると、〈私にとってはただの砂なので売ります〉〈金欠なので〉〈甲子園に行けたわけじゃないので〉などと書かれていた。なかには、〈とてもレアです〉と購買欲を煽るものも。

 これに球界からは嘆きの声が上がっている。元巨人選手の上原浩治氏(45)はツイッターに〈こんなことをする奴がいるんかぁ。何か寂しいなぁ…阪神の関係者の気持ちもキーホルダーには入ってるのに…〉と投稿。

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