長らくおこもり生活を続けられていた上皇后美智子さま(85才)が、次第にお姿を見せられるようになってきた。しかし、人々を感嘆させるその立ち居振る舞いとは裏腹に、美智子さまは“限界”に追い込まれていたという──。
「車窓からのぞかれた笑顔は、少しおやせになったように感じましたが、顔色はよく、なにより皇后時代と変わりない貫禄とオーラがありました。偶然でもお姿を見られた人は一様に感激の声を上げました。やはりいまも注目の的なのだと実感しました」(居合わせた人)
9月18日、美智子さまが皇居内にある宮内庁病院(東京・千代田区)を訪れられた。「その1週間前の11日にも美智子さまは宮内庁病院を訪れられました。これで2週連続です。さらに、これからもしばらくは週に1度のペースで病院に通われる見込みだといいます」(皇室記者)
美智子さまは11日に病院に向かわれるまで、実に5か月間にわたって仙洞仮御所(東京・港区)にこもられる生活を送られてきた。
「新型コロナへの危機感を非常に強く持たれた美智子さまは、徹底した危機管理をされてきました。皇族方の中でも、その注意深さは突出されていたそうです。外出は4月に歯科を受診されて以降はまったくなし。身の回りの世話をする宮内庁職員も、最低限の人数の出入りだけで、屋内でも不要不急の接触は徹底して避けられたと聞きます。
皇居から仙洞仮御所にお引っ越しされてから、上皇陛下とおふたりで御所周辺を散策されるとみられていましたが、それもされませんでした」(宮内庁関係者)
上皇陛下は5月末から皇居内にある生物学研究所に定期的に通われ、研究に励んでこられた。しかし、美智子さまが同行されることはなく、「上皇陛下の感染防止やご体調について、美智子さまは非常に心配されていた」(前出・宮内庁関係者)という。
秋篠宮家の長男で、孫の悠仁さまは9月6日に誕生日を迎え、14才になられた。ただ、毎年恒例だった直接のご挨拶もなく、その成長を確かめられることもできなかったそうだ。そうしたこもりきりの日々は、次第に美智子さまのお体とお心に重くのしかかっていったという。