芸能

『半沢直樹』の隠し要素 ネクタイの色で敵味方を分類か

最終話に期待が高まる(写真/時事通信社)

 いよいよ最終回を迎える『半沢直樹』(TBS系)。全話視聴率20%超の大ヒットドラマでは、さりげなく登場する豪華キャストも注目の的だ。第7話では、上戸彩(35才)演じる半沢の妻・花が手伝うフラワーアレンジメント教室の先輩役で吉田羊が一瞬だけ登場した。

「吉田さんは前作(2013年)でもチョイ役で登場。第3話には来年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主役を務める吉沢亮さん(26才)が出演していました」(テレビ局関係者)

 ほかの池井戸作品とのコラボも続々実現している。段田安則(63才)演じる紀本常務が不正に利用した「白水銀行」は『下町ロケット』(TBS系)の佃製作所のメインバンク。また、第8話で浅野和之(66才)演じる半沢の大先輩で、“東京中央銀行の生き字引”こと富岡が読んでいたスポーツ新聞の見出しには「アストロズ今季全勝」の文字が並んでいた。

「アストロズは昨年放送された池井戸ドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)に登場したもともと弱小のラグビーチーム。放送後はネットでも『すごい強くなってる』と話題になりました」(前出・テレビ局関係者)

 半沢家の食卓に並ぶ料理は、前作と趣が異なっている。

「今作で花が用意する食事は、塩分控えめの和食。“おじさん”になった半沢のためによりヘルシーなメニューを用意しているのかも」(ドラマ関係者)

 料理といえば、劇中に登場するのはいずれも実在する店ばかりだ。第9話で半沢が土下座させられそうになったのは、ホテルニューオータニ(東京・港区)のフレンチレストラン「トゥールダルジャン 東京」。北大路欣也(77才)演じる中野渡頭取、柄本明(71才)演じる箕部幹事長ら大物は、ここで密会をしている。

「半沢行きつけの小料理屋女将の智美(井川遥)の店は『上越やすだ 恵比寿店』。ドラマにも実際の料理長が少しだけ出演しています。大和田取締役行きつけの料亭は東京・文京区のホテル『椿山荘』の料亭『錦水』。2話で半沢と渡真利がランチをした日本橋の『おさかな本舗 たいこ茶屋』では、『半沢シート』が人気になっています」(芸能関係者)

 最後にこんなトリビアがある。

「ネクタイの色で敵味方がわかるといわれています。半沢側は青など寒色系で、敵役は赤など暖色系。注目してみると“裏切り者”を見つけられるかもしれません」(前出・ドラマ関係者)

 最終回、半沢の1000倍返しはうまくいくのか、原作とは違う結末とは──テレビの前に座るしかなさそうだ。

※女性セブン2020年10月8日号

『半沢』で大和田を演じる香川は“名言”を毎回のように残した(時事通信フォト)

関連記事

トピックス

『傷だらけの天使』出演当時を振り返る水谷豊
【放送から50年】水谷豊が語る『傷だらけの天使』 リーゼントにこだわった理由と独特の口調「アニキ~」の原点
週刊ポスト
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
《英国史上最悪のレイプ犯の衝撃》中国人留学生容疑者の素顔と卑劣な犯行手口「アプリで自室に呼び危険な薬を酒に混ぜ…」「“性犯罪 の記念品”を所持」 
NEWSポストセブン
原監督も心配する中居正広(写真は2021年)
「落ち着くことはないでしょ」中居正広氏の実兄が現在の心境を吐露「全く連絡取っていない」「そっとしておくのも優しさ」
NEWSポストセブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《離婚後も“石橋姓”名乗る鈴木保奈美の沈黙》セクハラ騒動の石橋貴明と“スープも冷めない距離”で生活する元夫婦の関係「何とかなるさっていう人でいたい」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
〈山口組分裂抗争終結〉「体調が悪かろうが這ってでも来い」直参組長への“異例の招集状” 司忍組長を悩ます「七代目体制」
NEWSポストセブン
休養を発表した中居正広
【独自】「ありえないよ…」中居正広氏の実兄が激白した“性暴力認定”への思い「母親が電話しても連絡が返ってこない」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(時事通信フォト)
「うなぎパイ渡せた!」悠仁さまに筑波大の学生らが“地元銘菓を渡すブーム”…実際に手渡された食品はどうなる
NEWSポストセブン
新年度も順調に仕事を増やし続けている森香澄
《各方面から引っ張りだこ》森香澄、“あざとかわいい”だけじゃない「実はすごいアナウンス力」、「SNSの使い方はピカイチ」
NEWSポストセブン
4月7日、天皇皇后両陛下は硫黄島へと出発された(撮影/JMPA)
雅子さま、大阪・沖縄・広島・長崎・モンゴルへのご公務で多忙な日々が続く 重大な懸念事項は、硫黄島訪問の強行日程の影響
女性セブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン
SNSで出回る“セルフレジに硬貨を大量投入”動画(写真/イメージマート)
《コンビニ・イオン・スシローなどで撮影》セルフレジに“硬貨を大量投入”動画がSNSで出回る 悪ふざけなら「偽計業務妨害罪に該当する可能性がある」と弁護士が指摘 
NEWSポストセブン
都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン