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藤井聡太の勝負メシ 史上最年少二冠を支えた手抜きなき味

『ほそ島や』のカツカレー(撮影/宮本信義)

 8月、将棋界では藤井聡太二冠が史上最年少で棋聖と王位の二冠を獲得した。連日、熱戦と同じくらい注目を集めたのが食事のメニューだ。プロフェッショナルたちが愛してやまない食事には、味や栄養バランスはもちろん、大一番を支える料理人の努力と愛が見え隠れする。

 将棋会館(日本将棋連盟本部 将棋会館)から歩いて3分の距離にある『ほそ島や』。将棋会館とは昭和54年の開店以来のつきあいで、ほぼ毎日出前を届けている。

「こだわりなんてないですよ。手抜きをしていないだけ」と笑顔で答えるチャキチャキの女将・細矢千恵子さん(74才)。インスタント食材は一切使わず、そば打ちはもちろん、カツカレーのカツもパン粉をつけるところからすべて店内で行う。

 藤井八段が棋聖戦の大一番でも注文したカツカレーは、ラーメン用の鶏がらだしで作ったサラサラのカレーに、揚げたてのサクサクなカツが絶妙なバランスで組み合わされ、人生最後の晩餐に本品を挙げる客もいるという。

●ほそ島や
【住所】東京都渋谷区千駄ヶ谷2-29-8
【営業時間】11時30分〜15時/17時30分〜20時(土は14時30分まで)
【定休日】日祝・土午後

※女性セブン2020年10月8日号

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