10月1日から全国で順次開始されるGo Toイートキャンペーンだが、コロナ禍でGo Toを待ちきれず閉店する飲食店が相次いでいる。
芸能人が経営する店も例外ではない。9月15日、東京・西麻布にある和田アキ子(70)の夫が経営する居酒屋「お菜屋わだ家」が10月に閉店すると報じられた。スポーツ紙デスクが語る。
「緊急事態宣言中に人数制限をしたこともあって客入りが5割以上も減ったり、大家さんが家賃を上げることにしたのが店を苦しめたようです。閉店ではなく移転を考えていると聞きましたが……。150種類のワインを和食創作料理と一緒に味わえるなど拘った店作りをしていて、アッコさんもとても大切にしていました」
お好み焼き屋や鉄板焼き屋など4軒を経営するはるな愛(48)は、テレビ番組で「4月の売り上げは昨年の98%減」と窮状を訴えていた。コロナ禍では“芸能人の店”の訴求力も通用しないようだ。
新橋にある元プロ野球選手・デーブ大久保(53)がオーナーの焼肉・おでん屋「肉蔵でーぶ」や、お笑い芸人・たむらけんじ(47)が経営する焼肉屋「炭火焼肉たむら」も苦境が報じられている。
グルメエンターテイナーのフォーリンデブはっしー氏は、Go Toイートが助け船となる可能性があるという。
「芸能人のお店は、本人が広告塔になれることが武器です。であれば、オーナー自身が『何曜日には店に顔を出す』など、あらかじめネット予約サイトで告知をしておけば、それを目当てにGo Toイートで予約を入れる人が出てくる可能性が考えられます。
ネット予約を始める人が増えると予想されることで、これまで店を知らなかった客層も来店するようになるかもしれません」
※週刊ポスト2020年10月9日号