台風や豪雨など、天気が気になる昨今。そんな天気の様子を日々伝える気象予報とはどんなものなのか? 知って得する豆知識をお伝えしよう。
●気象予報士は約1万人
気象予報士になるには国家試験(年2回実施)に合格すしなくてはならない。試験はマークシート方式の学科と、気象予報を文章や図解で記述する実技で行われる。受験資格に制限はなく、年齢も学歴も不問。
現在、1万725人が気象予報士として登録されている(2020年8月31日時点。気象庁ホームページより)。毎年3000人以上が受験し、合格率は4~5%という超難関の資格だ。
●気象キャスターになるには?
気象予報士の資格を取得しても、すぐに仕事にありつけるわけではない。『ZIP!』(日本テレビ系、月~金曜午前5時50分から)では、月・水・金の天気予報を担当する小林正寿さんはこう言う。
「現在、東京キー局で気象キャスターを務めているのは40人前後と狭き門。オーディションで決まることが多いようです」(小林さん)
●気象の予報をするのは、気象庁?
民間にも気象情報を提供する会社は存在しており、独自の気象予報解析を行っている。その1つ『ウェザーニュース』は、スマホのアプリで5分ごとの天気状況を配信している。
「これまでは1~3時間ごとの予報が普通でしたが、最近は5分ごとに天気の変化がわかるようになっています。そのため、“ここでの買い物は15分で切り上げよう”“最寄りの駅から目的地まで雨が降りそうだから早く行こう”など、一日のスケジュールがより立てやすくなっています」(ウェザーニューズ広報・中村好江さん)