ライフ

70代おしどり夫婦YouTuber「お金がかからない良い遊び」

若者に負けじと様々な企画にチャレンジする「やっちゃんクラブ」

若者に負けじと様々な企画にチャレンジする「やっちゃんクラブ」

 芸能人の参戦も相次ぐYouTubeだが、お年寄りたちも負けていない。おしどり夫婦が若者に負けじと企画にチャレンジにするのが、YouTubeのチャンネル「やっちゃんクラブ」の向井八十三さん(78)とヤス子さん(75)だ。

 ある日、ふと孫が口にした「YouTubeをやってみたら?」のひと言でデビューを決めたという大阪の向井八十三さん・ヤス子さん夫婦。「余生を楽しむ」をモットーに、激辛食材チャレンジ、時事問題クイズなど若々しいコンテンツを提供している。

「YouTubeはお金がかからないから、いい遊び(笑い)」(ヤス子さん)。「たくさんの人に見てほしい」(八十三さん)と意欲的だ。日頃から「なにか面白いネタはないか」と夫婦で生活の中に目を光らせているという。

「楽しいのが元気のもと」と語るヤス子さんは収録中も笑顔を絶やさない。お気に入りの動画は、お互いの似顔絵を描く回。仲睦まじい軽快なトークとユーモラスな字幕がついたエンタメ動画だ。

 撮影と編集は夫妻にYouTuberを勧めた大学生の孫が担当する。動画はスマホを三脚にセットして撮影する。動画に登場するバラエティグッズの大半は100円ショップで購入。撮影機材も小道具もシンプルで、必要以上にコストをかけない庶民的なスタンスが売りだ。

「ヤス子が盛り上げてくれるから」「主人のほうが喋り上手ですよ」と互いを褒め合いながら、動画投稿を楽しむ2人。「同世代のYouTube仲間を作りたい」が目下の夫婦の目標だ。

●チャンネル名/やっちゃんクラブ
開設年月/2020年4月
登録者数/112人
公開動画本数/25本(※9月24日現在)

【プロフィール】
向井八十三(むかい・やそみつ)/1942年生まれ。地元でタオル工場を経営し、引退後は悠々自適の生活を送っている。

向井ヤス子(むかい・やすこ)/1945年生まれ。夫・八十三さんとは子供のころから「ご近所さん」の仲だった。

■撮影/尾上達也

※週刊ポスト2020年10月9日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で発言した内容が炎上している元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子氏(事務所HPより)
《「嫌だったら行かない」で炎上》元フジテレビ長野智子氏、一部からは擁護の声も バラエティアナとして活躍後は報道キャスターに転身「女・久米宏」「現場主義で熱心な取材ぶり」との評価
NEWSポストセブン
小笠原諸島の硫黄島をご訪問された天皇皇后両陛下(2025年4月。写真/JMPA)
《31年前との“リンク”》皇后雅子さまが硫黄島をご訪問 お召しの「ネイビー×白」のバイカラーセットアップは美智子さまとよく似た装い 
NEWSポストセブン
元SMAPの中居正広氏(52)に続いて、「とんねるず」石橋貴明(63)もテレビから消えてしまうのか──
《石橋貴明に“下半身露出”報道》中居正広トラブルに顔を隠して「いやあ…ダメダメ…」フジ第三者委が「重大な類似事案」と位置付けた理由
NEWSポストセブン
異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン
中日ドラゴンズのレジェンド・宇野勝氏(右)と富坂聰氏
【特別対談】「もしも“ウーやん”が中日ドラゴンズの監督だったら…」ドラファンならば一度は頭をかすめる考えを、本人・宇野勝にぶつけてみた
NEWSポストセブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《中居氏とも密接関係》「“下半身露出”は石橋貴明」報道でフジ以外にも広がる波紋 正月のテレ朝『スポーツ王』放送は早くもピンチか
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(写真は2019年)
《体調不良で「薬コンプリート!」投稿》広末涼子の不審な動きに「服用中のクスリが影響した可能性は…」専門家が解説
NEWSポストセブン
現役時代とは大違いの状況に(左から元鶴竜、元白鵬/時事通信フォト)
元鶴竜、“先達の親方衆の扱いが丁寧”と協会内の評価が急上昇、一方の元白鵬は部屋閉鎖…モンゴル出身横綱、引退後の逆転劇
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
〈不倫騒動後の復帰主演映画の撮影中だった〉広末涼子が事故直前に撮影現場で浴びせていた「罵声」 関係者が証言
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”川崎春花がついに「5週連続欠場」ツアーの広報担当「ブライトナー業務」の去就にも注目集まる「就任インタビュー撮影には不参加」
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
広末涼子、「勾留が長引く」可能性 取り調べ中に興奮状態で「自傷ほのめかす発言があった」との情報も 捜査関係者は「釈放でリスクも」と懸念
NEWSポストセブン