ライフ

93歳「逆さ歌」YouTuber 目標は死ぬまでに100曲アップ

逆再生の楽曲を配信する「リバース・シンガー」中田芳子さん

逆再生の楽曲を配信する「リバース・シンガー」中田さん

 今年5月、90歳のGamer Grandmaが「最高齢のゲーム動画配信YouTuber」としてギネス認定された。高齢で精力的に動画を配信するYouTuberはまだまだいる。特技、使命感、自粛生活中に見出した楽しみ、などYouTubeを通して老後の人生を楽しむ人々の世界を紹介する。

 意味不明な歌詞と楽曲の弾き語りを録音し、逆回転再生すると完成した楽曲が聞こえてくる「逆さ歌」を披露する「リバース・シンガー」中田芳子さん(89)。「絵描きだったら絵を残せるじゃない。そんなふうにこの『逆さ歌』をなんとか残せたらいいな」という思いでYouTubeを始めた。

 逆さ歌の作成方法は歌詞をローマ字で文字を起こし逆に辿る。例えば「昨日」は「kinou」→「uonik」→「うおにく」という歌詞ができる。楽譜も逆に起こし、意味不明の歌詞と合わせて演奏する。昔は1曲に半年かかったが、今では1週間ほどで完成するという。

 壁面に飾られた「芳子七ヶ条」では、「よっちゃんにも出来る」「よっちゃんなら出来る」「よっちゃんにできないワケが無い!」など、好奇心旺盛で物事に前向きに取り組む中田さんらしい言葉が並ぶ。

「逆さ歌」の録音では、意味のない呪文のような言葉の羅列を単語にすることで、支離滅裂ながらもユーモアあふれる歌詞に変貌する。完成前の風景も面白くて人気のシーンだ。

 演奏時は意味不明な歌詞だったものが、逆再生すると曲が完成する。逆さ歌に使用する楽曲は星野源、米津玄師、RADWIMPS、きゃりーぱみゅぱみゅなど、最新のヒット曲も多く取り上げている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

“激太り”していた水原一平被告(AFLO/backgrid)
《またしても出頭延期》水原一平被告、気になる“妻の居場所”  昨年8月には“まさかのツーショット”も…「子どもを持ち、小さな式を挙げたい」吐露していた思い
NEWSポストセブン
露出を増やしつつある沢尻エリカ(時事通信フォト)
《過激な作品において魅力的な存在》沢尻エリカ、“半裸写真”公開で見えた映像作品復帰への道筋
週刊ポスト
初めて万博を視察された愛子さま(2025年5月9日、撮影/JMPA)
《万博ご視察ファッション》愛子さま、雅子さまの“万博コーデ”を思わせるブルーグレーのパンツスタイル
NEWSポストセブン
憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
尹錫悦前大統領(左)の夫人・金建希氏に贈賄疑惑(時事通信フォト)
旧統一教会幹部が韓国前大統領夫人に“高級ダイヤ贈賄”疑惑 教会が推進するカンボジア事業への支援が目的か 注目される韓国政界と教会との蜜月
週刊ポスト
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン