第42回ぴあフィルムフェスティバルのコンペティション部門「PFFアワード2020」の表彰式が9月25日に開催。最終審査員を務めた、映画監督の大森立嗣氏、古厩智之氏、爆音映画祭プロデューサーの樋口泰人氏、画家の平松麻氏、そして「斎藤工」名義で俳優活動も行う齊藤工氏が出席した。
グランプリを受賞した石田智哉監督『へんしんっ!』。車椅子生活を送る石田監督が、障害者の表現活動について追ったドキュメンタリー作品だ。準グランプリは、寺西涼監督の『屋根裏の巳已己』が受賞。関麻衣子監督『MOTHERS』、守田悠人監督『頭痛が痛い』、野村陽介監督『未亡人』が、それぞれ審査員特別賞を受賞した。
今回のPFFアワードのような“賞”は、あくまでも「周りの大人に決められたもので、(受賞者も)そんなつもりじゃないよという思いもある」はずだと話す齊藤氏。そんななかでも、「何か大いなるきっかけを持って帰ってほしい」とエールを送った。
『PFFアワード2020』で入選した17作品は、動画配信サービス「DOKUSO映画館」、「uP!!!」で10月31日まで期間限定で配信される。
撮影/小彼英一