多くの人たちに衝撃を与えた竹内結子さんの死は、彼女と“近しかった人々”の生活にも影響を与えている。9月27日に逝去の一報が出ると、報道陣が竹内さんの住んでいた都内マンション前に詰めかけた。この状況に頭を抱えたのが、“ご近所さん”だった。芸能事務所関係者が語る。
「竹内さんの自宅は、知る人ぞ知る“芸能人マンション”の真向かい。広大な敷地に複数棟が建つこのマンションには、紅白出場歌手で俳優としても活躍するAさん、大河や人気ドラマに主演するBさんとその妻で人気女優のCさん、朝の帯番組を持つフリー女子アナのDさん、MC番組を複数持つお笑い芸人のEさんなど、名前を挙げたら切りがないほど数多くの有名人が住んでいます。
彼らからしたら自宅前にマスコミが殺到しているから、なかなか外出もできない。ある一人は“散歩もできない。勘弁してほしい”と困惑していました」
分譲価格は1億~3億円超、コンシェルジュや24時間有人管理を売りにするハイグレードな住まいだが、実は住人たちが“災難”を被ったのは、今回が初めてではない。
昨年6月、マンションに隣接する有名病院に、ジャニーズ事務所前社長のジャニー喜多川氏(享年87)が緊急搬送されたのだ。
「この時もメディアが殺到して、マンションに住む有名人たちは出入りに苦労したそうです。こうした状況が理由かは分かりませんが、最近は引っ越してしまう人も多くて。ドラマ、CMに引っ張りだこの清純派女優Fや、元国民的アイドルグループメンバーのGも、この1~2年で引っ越しました」(スポーツ紙デスク)
今回、自宅前に集結する報道陣に批判が集まったが、「消えてくれ」と最も望んでいたのは彼らだったに違いない。
※週刊ポスト2020年10月16・23日号