かつて、大手企業の広告では“タレントの水着姿”が定番だった。有名タレントのレアな水着が見られるということで、当時のポスターが高価なお宝グッズとなっている。
ポスターが注目されるきっかけとなったのが1966年に、当時18歳だった前田美波里が水着で登場した資生堂の広告だ。剥がされ持ち去られる社会現象になったという。
神保町でお宝アイドルグッズを販売する名物書店「荒魂書店」の店長・鎌田俊一氏が言う。
「こちらは資生堂の美術館に展示されています。当店のポスターで最も高価な28万円で、サンオイル版は25万円。実はもう1パターン存在すると噂されているのですが、実物は見たことがありません」
女優がブレイク前にキャンペーンガールをしていた時の水着ポスターは高値がつくが、人気絶頂時に過激な露出で話題になった大塚寧々のポスターは一般に出回っているものとは別に指の隙間から見えてはいけないものが見えてしまった“回収バージョン”があるとの噂まで出回った。
そしていつの時代も安定した人気を誇っているのは、アグネス・ラム。元祖グラドルの底力である。
■撮影/下城英悟
※週刊ポスト2020年10月16・23日号