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スーパー戦隊44作品にみる日本人の色彩観 戦士の色の変遷

時代を彩った戦隊ひーろを振り返る(AFP=時事)

時代を彩った戦隊ヒーローを振り返る(写真/AFP=時事)

 商品やキャラクターなど、あらゆるモノの人気を左右するのが「色」。そして、その「色」が持つイメージは時代とともに変わっていく。

 1970年代前半まで、ランドセルやトイレの記号が示すように、赤は“女子の色”だった。そのイメージを一変させたのが、1975年開始の『秘密戦隊ゴレンジャー』だった。スーパー戦隊シリーズに詳しいAll Aboutカラーコーディネートガイドの松本英恵氏が話す。

「義理人情に厚い情熱的なリーダーとして描かれたのが“アカレンジャー”。当時、“赤いヒーロー”は斬新でしたが、子供たちに受け入れられました。以降、スーパー戦隊シリーズの44作品中の大半で、“赤”がリーダーです」

『ゴレンジャー』の“モモレンジャー”のように、当初女性戦士の色は“ピンク”だけだった。しかし、1984年の『超電子バイオマン』では“黄色”、翌年の『電撃戦隊チェンジマン』では“白”の女性戦士も初めて現われた。

「スーパー戦隊シリーズは時代性を反映します。バブル期に黒の服装が流行したことで、その頃から黒の戦士が定着し始め、1997年の『電磁戦隊メガレンジャー』では“メガブラック”がリーダーを務めています」(松本氏)

 1994年には「忍者戦隊カクレンジャー」でシリーズ初の女性リーダー“ニンジャホワイト”が誕生。「折鶴之舞」「隠流忍法花吹雪」などの技で敵を倒した。

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