新型コロナウイルスによる自粛生活は多くの人の日常を変えたが、「芸能界屈指のインドア派」だという天海祐希(53才)にも少なからず影響を与えたという。
「ドラマの撮影が一段落し、長期休暇中だった天海さんは、自分のことより、周りの人たちのことが気になったようです。こんなときだからこそ声をかけようと思い立って、メールではなく電話で“最近どう?”と、連絡をするようにしたそうです。実家の母親とも、以前よりも頻繁に会話をするようになったみたいですよ」(芸能関係者)
天海のコールは、大御所女優にも届いていた。泉ピン子(73才)だ。2人は2014年に放送された、天海が主演の読売テレビ開局55年記念ドラマ『お家さん』で共演している。商家の女主人を天海が、その家に仕える女中をピン子が演じた。
「目上の人への接し方に厳しいピン子さんと、宝塚出身で礼儀正しい天海さんは、この共演で意気投合しました。衣装が着物だったので、ピン子さんが天海さんにいろいろとアドバイスもしたようです。クランクアップ後も、ピン子さんは天海さんとまた仕事がしたいと口にしていました。正直、ピン子さんの撮影シーンはピリつくことも多いんです。でも天海さんがいることで現場はなごやかだった。それだけ2人の関係がよかったんです。実際、4年後の2018年に『天才を育てた女房』(日本テレビ系)で再共演しています」(ドラマ関係者)
ピン子といえば、歯に衣着せぬ発言で共演者やお茶の間を凍り付かせる印象もあるが、実は意外な側面もあるという。
「確かに厳しいところもありますが、それは面倒見のよさの裏返しなんです。共演者ともよく連絡先を交換して、マメに連絡を取っているんです。安倍なつみさん(39才)や上戸彩さん(35才)、仲間由紀恵さん(40才)なんかも、ピン子さんと仲がいいんですよ。人情家で世話焼き気質なピン子さんは、意外って言ったら怒られますけど若手から慕われているんです」(前出・ドラマ関係者)
そんなピン子に天海が電話をしたのは、芸能界全体が活動の自粛を余儀なくされた緊急事態宣言直後のことだった。
「さすがのピン子さんも動揺していたようで、そのタイミングで天海さんから電話が入り、気持ちが楽になったと同時に感動したそうです。これといった話題はなかったそうですが、“どうされていますか?”という心遣いはうれしいもの。ピン子さんは電話のお礼にと、自分が暮らす地元の名物である干物を天海さんに贈ったそうです」(テレビ局関係者)