ファッションモデルとして活躍するとともに、近年は『モトカレマニア』や『SUITS/スーツ』(ともにフジテレビ系)などのドラマに出演し、女優としても飛躍する新木優子(26才)。報道の世界を描く本格サスペンスに主演する彼女が、日々感じる“現代の闇”について熱く語った。
「報道記者という役柄上、事実を説明するセリフが多くて大変でした。話すテンポやちょっとした言い回しで意味が変わってしまうので、そのあたりにも注意しながら演じています」
テレビ局の報道記者が、女子高生誘拐殺人事件の真実に迫るサスペンスドラマ『連続ドラマW セイレーンの懺悔』(WOWOW)。新木優子は、主人公の新米報道記者・朝倉多香美を体当たりで演じている。
「役柄については、多香美も私も正義感が強い点は似ているかなと思います」
新木は最近、“SNSの誹謗中傷”について釈然としないものを感じている。
「気にしすぎるのも息苦しいけれど、人として言っていいことと悪いことはあると思うんです。その人の見えない努力や本音を全部知っているわけではないのに、好き勝手に批判している人たちを見ると、悲しい気持ちになります。例えば仲のいい友人がそういう目にあっていたら、全力でその子をケアしてあげたいです」
マスコミによって作られたイメージで誹謗中傷されることもある。それでも新木はこの作品を通じて、報道記者の仕事の素晴らしさを感じたという。