ビジネス

コロナで苦境の航空会社 ギャラ飲みを副業とするCAも

華やかに思えるCAだが、コロナの影響で…(イメージ)

華やかに思えるCAだが、コロナの影響で…(イメージ)

 新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けたのが航空業界。航空会社の「顔」ともいえるCA(客室乗務員)はいま、厳しい状況に立たされている。副業を公認する企業も現われはじめたが、翼をもがれた彼女たちの表情は憂鬱だ。

 華やかな印象のあるCAだが、経済的にそうであるとは限らない。

「お金に困って夜の副業をするCAは以前からいた。空いた時間に働ける登録制のコンパニオンを始めたことから夜の世界に足を踏み入れ、最終的には会社を辞め風俗店で働くようになったCAもいました」(日系航空会社関係者)

 これは極端な例だろうが、最近はSNSを介して知り合った男性と酒席を共にして報酬を得る“ギャラ飲み”がCAの間で流行している航空会社もあるという。彼女たちの容姿と接客技術を活かせる“割のいい”副業なのかもしれない。

 知人の居酒屋で不定期のアルバイトを始めた某日系航空会社の20代CAがこぼす。

「営業終了後、ビールを飲んでいる写真をSNSにアップしただけで知人から“会社が大変なのに飲んでいて大丈夫?”といったメッセージが来ることも。休日に時給1000円で頑張っているのに、今やビールを飲むことすら許されない」

 そうした不満は“同僚”にも向けられる。

「同じ社員でもパイロットの待遇は従来通り。ベテラン機長の年収は1500万円を超える好待遇です。需要が戻ったときに増員が難しいのはわかりますが、あまりに扱いが違います」(別の日系航空会社の30代CA)

 飛べないCAたちから出るのはボヤキ節ばかり。一刻も早い航空需要の回復が望まれる。

※週刊ポスト2020年11月6・13日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

田中圭と15歳年下の永野芽郁が“手つなぎ&お泊まり”報道がSNSで大きな話題に
《不倫報道・2人の距離感》永野芽郁、田中圭は「寝癖がヒドい」…語っていた意味深長な“毎朝のやりとり” 初共演時の親密さに再び注目集まる
NEWSポストセブン
春の園遊会に参加された天皇皇后両陛下(2025年4月、東京・港区。撮影/JMPA)
《春の園遊会ファッション》皇后雅子さま、選択率高めのイエロー系の着物をワントーンで着こなし落ち着いた雰囲気に 
NEWSポストセブン
現在はアメリカで生活する元皇族の小室眞子さん(時事通信フォト)
《ゆったりすぎコートで話題》小室眞子さんに「マタニティコーデ?」との声 アメリカでの出産事情と“かかるお金”、そして“産後ケア”は…
NEWSポストセブン
週刊ポストに初登場した古畑奈和
【インタビュー】朝ドラ女優・古畑奈和が魅せた“大人すぎるグラビア”の舞台裏「きゅうりは生でいっちゃいます」
NEWSポストセブン
逮捕された元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告(過去の公式サイトより)
「同僚に薬物混入」で逮捕・起訴された琉球放送の元女性アナウンサー、公式ブログで綴っていた“ポエム”の内容
週刊ポスト
まさに土俵際(写真/JMPA)
「退職報道」の裏で元・白鵬を悩ませる資金繰り難 タニマチは離れ、日本橋の一等地150坪も塩漬け状態で「固定資産税と金利を払い続けることに」
週刊ポスト
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン