ナイロン素材のトップスにデニム、足元はレザーブーツ──個性的な組み合わせのクールなファッションで、10月下旬の都内の仕事場に現れたのは、北村匠海(23才)。最近、立て続けにショッキングな出来事に巻き込まれてしまったイケメン若手俳優だ。
9月に主要キャストとして出演したのは、4話で終了した故・三浦春馬さん(享年30)の遺作となったドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)。「評価の高いドラマだっただけに数回で終わったのは残念ですが、その後、北村さん主演のスピンオフドラマが制作され、話題になりました」(ドラマ関係者)
映画では、10月30日公開の『とんかつDJアゲ太郎』、11月13日公開の『さくら』と主演作が続くが、その『とんかつDJ-』に悪夢が襲った。9月には、出演していた伊勢谷友介(44才)が大麻取締法違反の罪で逮捕、起訴。続いて10月には、ブラザートム(64才)の、2016年の熊本地震のボランティアにかこつけた「復興モラハラ不倫」が報じられた。
とどめは、友人でもある伊藤健太郎(23才)の映画公開直前のひき逃げ事件による逮捕だ。主演映画は公開にこぎつけたが、初日舞台あいさつでは「正直、この映画をフラットに見てくれる人がどれだけいるのかという、不安な気持ちがある」と本音を吐露。時折、声を震わせて、涙もためながらも「僕は決してかわいそうなヤツではないし、とても幸せ者だと思っています」と続けた。ある映画配給会社の関係者が語る。
「公開前に、ここまでキャストの不祥事に見舞われた作品は、過去にもありません。関係者の中では、“呪われている”とまで言われましたが、コンプライアンスが厳しいご時世で、お蔵入りにならずに公開されたのは、本当に良かった。北村さんは俳優としてだけでなく歌手としても知名度をグングン上げている。業界全体でも期待している俳優なので、めげずに頑張ってほしい」