史上まれに見る大混戦でようやく決着を迎えたアメリカ大統領選挙。結果は民主党のジョー・バイデン氏の勝利。トランプ氏率いる共和党からの政権交代を果たす方向となった。キャラが濃いめのトランプ氏のことはなんとなくわかるけど、ちょっと影の薄かったバイデン氏ってどんな人?という方のために、人となりがよくわかる7つのエピソードで解説しよう。
●議会では最も貧しい男?
2019年のアメリカの経済誌『Forbes』の計算によると総資産は900万ドル(日本円で約9億3000万円)。この結果から彼は“連邦議会で最も貧しい男”と言われた。
●ジル夫人には猛烈なアプローチの末に1977年に結婚
2人目の妻であるジル夫人(69)はバイデン氏からのプロポーズを当初はためらっていたが、彼は諦めずなんと“5回”もプロポーズをして晴れて結ばれた。
●度重なる悲劇を乗り越えて……
1972年、クリスマスの買い物に出かけた前妻・ネイリアさん(享年30)と娘・ナオミさん(享年1)が不慮の交通事故で死去。2015年には息子・ボーさん(享年46)が脳腫瘍で死去。度重なる悲しみを乗り越えての今回の当選となった。
●大好物は……
酒やたばこを一切口にしないと公言している彼の大好物はアイスクリーム。いちばん好きな味はチョコレートチップ味なんだとか。
●オバマ政権で……
彼の肩書は「前副大統領」。オバマ政権時に副大統領に就任、当時は外交問題や医療保険制度“オバマケア”などに携わった。
●アメリカ史上最高齢大統領に
就任年齢78才はアメリカ史上最高齢。ちなみにいままでの最高齢は1984年に再選したロナルド・レーガン氏の73才。日本もアメリカもおじいちゃんがまだまだ元気!
●アメリカ史上初の女性副大統領が誕生
バイデン氏勝利の一方で、注目されているのが、アメリカ初の女性副大統領になる見通しのハリス氏。前回の大統領選でトランプ氏に敗れたヒラリー・クリントン氏(73才)が、アメリカ政界で女性の進出を阻むいわゆる“ガラスの天井”について「最も硬いガラスの天井を打ち破れなかったが、いつか必ず誰かが打ち破る」と敗北直後に語っていた。そしてそれが約4年越しで“アメリカ史上初の女性副大統領”という形で現実となる。このことに関してハリス氏は「私は最初の女性副大統領かもしれませんが、最後ではありません」と女性たちへ力強いメッセージを送った。
※女性セブン2020年11月26日号