故・三浦春馬さんが主演を務めた遺作映画『天外者(てんがらもん)』の公開(12月11日)まで、1か月を切った。同作で初の時代劇映画に挑戦するのが、故・三浦さんとプライベートで仲が良く、テレビでもたびたび共演してきた俳優の三浦翔平だ。
初の時代劇映画にして、幕末の志士・坂本龍馬を演じる。故・三浦さんが演じる主人公・五代友厚とは、熱い友情で結ばれた間柄である。物語もさることながら、最後の共演ということもあり、多方面から期待の声が寄せられている。
三浦は2008年に放送された『ごくせん 第3シリーズ』(日本テレビ系)で俳優としてのキャリアをスタート。2年後の2010年には舞台『SAMURAI 7』で主演に抜擢される。同作は巨匠・黒澤明監督の『七人の侍』を原作とした人気アニメの舞台版で、三浦は未来の世界で武者修行に励む若き侍役を演じた。
翌2011年、映画『THE LAST MESSAGE 海猿』に俳優の伊藤英明演じる主人公のパートナー役として出演。三浦の演技は高評価を受け、第34回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞することとなった。
その後も数多くのテレビドラマで活躍してきた三浦だが、故・三浦さんとの共演という点で記憶に新しいのは、今年9月から10月にかけて放送された連続ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)だろう。女優の松岡茉優とダブル主演を務めた故・三浦さんは、同ドラマの撮影中にこの世を去ることとなった。そうした遺作ドラマで、三浦翔平はヒロインの初恋の相手を演じていた。