第33回東京国際映画祭の特別招待作品『あのこは貴族』が11月5日、東京・EXシアター六本木で上映され、舞台挨拶が行われた。主演の門脇麦、共演の水原希子、高良健吾、岨手由貴子監督が出席した。
山内マリコ氏の同名小説を原作とするこの作品。東京生まれで、裕福な家庭で育った主人公・榛原華子(門脇麦)と、地方から上京してきた時岡美紀(水原希子)という2人を通して、女性の葛藤や成長、人生を描く。高良は、2人を引き合わせる弁護士・青木幸一郎を演じる。
今回の役作りにあたって「“典型的なお嬢様”という役にはしたくなかった」「試行錯誤をした」という門脇に対し、自力で生きていく美紀と「リンクするように感じた」と話す水原。役への向き合い方には違いがあったようだが、門脇は「(水原が演じる美紀が)最高にかわいくて、かっこよくてステキです」と絶賛。一方の水原も、冒頭のシーンでの門脇の演技に対し、「なんとも言えない表情をしていて、あれだけで引き込まれちゃいました」とこちらも絶賛していた。
『あのこは貴族』は2021年2月26日(金)に全国公開される。
撮影/平野哲郎