現役引退した元サッカー日本代表・内田篤人(32)の今後の活躍に様々な期待の声が寄せられている。これからの日本のサッカー界を彼はどのようにバックアップしていくことになるのだろうか。
今年8月をもって現役プロサッカー選手としての活動を引退した内田。9月以降は日本サッカー協会(JFA)が新設した「ロールモデルコーチ」に任命され、U-19日本代表のミニキャンプに指導者として参加するなど、指導者ライセンスを保有していない状態で後進の育成に力を注いでいる。
内田と言えば、サッカー日本代表として活躍した姿を記憶している人が多いだろう。10代の頃から才能を発揮してきた彼は、2008年には20歳にして北京オリンピックに出場。多くのファンを熱狂に包んだ。
2010年に開催されたFIFAワールドカップ・南アフリカ大会では代表に選出されていたものの、体調不良も相まって本戦には出場しなかった。だがその翌年、東日本大震災が発生すると、翌3月12日にドイツで試合に出場した際に被災者の無事を祈るメッセージを発信。ユニフォームに手書きされた「共に生きよう!」という言葉に勇気づけられたファンも多かった。
2014年のFIFAワールドカップ・ブラジル大会ではスターティングメンバーとして全試合に出場。サイドバックとして活躍するものの、日本代表は惜しくもグループリーグ敗退という結果に終わった。
プロサッカー選手としての実力もさることながら、その甘いマスクがたびたび話題を呼んできた。CMやバラエティ番組に出演するほか、2013年にはテレビドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』でゲストとしてハローワーク相談員役を熱演。意外な演技力を発揮した。