鈴木雅之(64才)は24年ぶり、Mr.Childrenは12年ぶりの出場。そして、人気沸騰中のNiziUは初出場が決まり、AKB48は落選──毎年この時期になると『NHK紅白歌合戦』の出場者が発表され、少しずつ冬の足音が聞こえ始める。芸能関係者が言う。
「今年は新型コロナの影響で史上初の無観客開催。放送時間は15分短縮されるなど例年と違います。異例ずくめの中、なによりNHKが気にしているのが“彼ら”の動向です」
彼らとは、12年連続12回目の出場となる嵐だ。2016年、2018年、2019年には大トリを務め、個人含め直近の10年間で白組の司会を9回担当するなど「紅白の顔」といってもいい。
今年も大トリを務めると思われていたが、嵐は活動休止前、最後の一日である12月31日に無観客での生配信ライブ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」を行うことを発表している。
「そのため、嵐の紅白の出演はライブ会場からの中継になるとみられています。紅白は中継での出演者が大トリを務めることはないとされていますが、今回はそもそも例年と勝手が違う。NHKは今年で活動を休止する彼らを最大の目玉にしたいと思っていたはずなので、ギリギリまで交渉するのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)
来たる最後の日、5人はどのような姿を見せるのか──いま、嵐のプロデューサーである松本潤(37才)は多忙をきわめている。
「リハーサルスタジオにこもり、スタッフと打ち合わせを重ねています。連日、夜遅くまで行っているので、寝ていないのではないでしょうか……」(テレビ局関係者)
松本は昨年11月に行われた記者会見で「ファンと一緒に楽しむ時間を1分1秒でも長くしたい」と語っており、当日はまさにその通りになりそうだ。
「生配信ライブはファンクラブ会員限定で21時からだそうです。ギリギリまでファンと時間を過ごすために、23時59分59秒までライブ配信を行う可能性もあります。となると、紅白の出演時間はおそらく配信前の21時までになると思われます」(音楽業界関係者)
12月31日が終わるとき、5人はどのようにしてファンの前から去って行くのだろうか。
「タッキー&翼の“ラストコンサート”のとき、彼らは後輩たちに盛大に見送られました。今回もひょっとしたら同じように後輩たちがバックダンサーを務め、ライブを盛り上げるかもしれません。5人はファンだけでなく、事務所の仲間たちにとっても特別な存在ですからね。最後は笑って終わらせたいと言っているようですが、涙なくしては見られない気がします」(前出・芸能関係者)
※女性セブン2020年12月3日号