先日、小室圭さん(29才)との結婚について“お気持ち”を示す文書を発表された秋篠宮家の長女・眞子さま(29才)。結婚は再延期となり、結局進展はないままだ──。
陽はすっかり落ち、秋の冷たい夜風が吹き始めた夕刻、神奈川・横浜市内のマンションに1人の女性がタクシーで帰ってきた。背中を丸め、マスクで顔を深く覆った“防御姿勢”で足早にエントランスへと向かうのは、小室さんの母・佳代さんだ。
今年の夏には胸元まであった髪は短く切りそろえられていた。佳代さんがマンション入り口のインターホンに向かって声をかけている間、本誌・女性セブン記者には背中を向けたままだった。いくら質問を投げかけても答えは返ってこない。
──お母さんとしては、やはりホッとしていますか?
最後にそう尋ねると、佳代さんは振り返ってマスクの奥で確かに笑みを浮かべ、会釈をした。
「お寒い中、お疲れさまです」
そう言い残し、マンションの中へと入っていった──。それは眞子さまが「お気持ち」を発表された翌々日のことだ。佳代さんのその笑みは、愛息の結婚が大きく動き出したことへの喜びにほかならないだろう。
《結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です》
11月13日、眞子さまが、婚約内定者の小室さんとの結婚について記された「お気持ち」文書を、宮内庁が公表した。
「皇族方が強い言葉で自身の胸の内に言及されるのは極めて異例のことです。世間からの批判に晒されることも覚悟の上だと思いますが、それでも“言いたいことがある”“黙ってはいられない”というご意思が感じられました」(皇室ジャーナリスト)
文書で強調されたのが、秋篠宮ご夫妻の「理解」だ。冒頭には《両親の理解を得たうえで》文書の公表に至ったことが記された。
「文書中で気になったのは、『両親の理解』という言葉が、文書の公表に対する理解を指すのか、それとも結婚に対する理解なのかということでした。その点について、皇嗣職大夫ははっきりと“結婚に対しての理解だ”と認めました。秋篠宮さまの了解があった上での明言だったはずです。眞子さまのご意思が相当に強く、それを秋篠宮さまは受け入れざるを得なかったのでしょう」(宮内庁関係者)
紀子さまは9月の誕生日に《長女の気持ちをできる限り尊重したい》と示された。
「“できる限り”という言葉には“できないこともある”というニュアンスが感じられます。ですから、紀子さまは結婚は認められないと、オブラートに包んで表現されたと思っていました。ですが、今回の文書を見ると、紀子さまもお誕生日の時点ですでに諦められていたのかもしれません」(前出・宮内庁関係者)
紀子さまが出されたのは眞子さまの結婚を認める“白旗宣言”だったのだろうか。「立皇嗣の礼」が新型コロナで延期されるまで、「お気持ち」文書は今年4月時点で公表できるよう準備されていたという。約7か月もの間、眞子さまはその決意を温めてこられたのだ。