スポーツ

優勝&結婚の貴景勝 新居に土俵あり、コロナ禍でも稽古OK

モデル好きを公言していた貴景勝(時事通信フォト)

モデル好きを公言していた貴景勝(時事通信フォト)

「私事ですけど、場所前に入籍しまして。がんばっていきたいなと思っていたところだったので、(優勝できて)よかったなと思います」

 大相撲11月場所で、小結・照ノ富士(28才)との優勝決定戦を制して優勝した大関・貴景勝(24才)は、千秋楽から一夜明け、こう語った。貴景勝が元モデルの千葉有希奈さん(28才)との婚約を発表したのは今年8月のこと。

「有希奈さんは『北海のシロクマ』と称された元大関の北天佑(享年45)の次女。貴景勝は身長175cmで、力士としては小柄なタイプ。有希奈さんがヒールを履くと貴景勝よりも背が高くなるほど、スラッとした長身の美女です」(スポーツ紙記者)

 北天佑は1994年に30才で引退し、二十山親方として二十山部屋を興した。だが腎臓がんのために若くして他界。

「妻である女将さんと有希奈さんは、北天佑の死後も、旧二十山部屋の建物に住んでいました。実は、貴景勝は9月場所の後、婚約者の実家である旧二十山部屋に引っ越したんです。ひとり暮らしをしていたマンションはそのままですが、妻の実家の方が居心地がいいようですね」(後援会関係者)

 実際、11月場所中は、旧二十山部屋で新妻に見送られ、所属する千賀ノ浦部屋(東京・台東区)に通って稽古し、国技館で本場所の取り組みに臨むという生活だった。

「相撲部屋は土俵や大広間、個室など特殊な間取りの建物なので転用がききません。そのため新たに部屋を興す親方が居抜きで借りたり、購入したりすることが多いんです。しかし、北天佑は現役親方で亡くなったため“ゲンが悪い”とされ、二十山部屋は誰にも受け継がれなかった。それでも、女将さんは“部屋をもう一度使ってほしい”と手入れを続けてきた。そこに次女の“お婿さん”の貴景勝が転がり込んだ形です」(ベテラン相撲記者)

 新婚夫婦の新居に「土俵」があるなんて、相撲取り冥利に尽きる。

「新型コロナの影響で、力士たちは満足に稽古もできない日々が続きました。しかし、自宅に土俵があれば話は別。いつでも四股が踏めるし、摺り足などの稽古もできる。貴景勝はトレーニングマシンを持ち込んで、体をみっちり鍛えていたそうです。それに、奥さんの手料理だけでなく、部屋経営の経験がある女将さんのちゃんこ料理も毎日食べられますから、11月場所は“百人力”だったでしょうね」(相撲ジャーナリスト)

 嫁取りが終わり、初場所はいよいよ綱取りに挑む。

※女性セブン2020年12月10日号

婚約相手の千葉有希奈さん(日本相撲協会提供)

妻の千葉有希奈さん(日本相撲協会提供)

マイカーから降りる貴景勝

マイカーから降りる貴景勝

ハーフパンツで千賀ノ浦部屋に出勤

ハーフパンツで千賀ノ浦部屋に出勤

足元はサンダル

足元はサンダル

関連キーワード

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《追突事故から4ヶ月》広末涼子(45)撮影中だった「復帰主演映画」の共演者が困惑「降板か代役か、今も結論が出ていない…」
NEWSポストセブン
殺害された二コーリさん(Facebookより)
《湖の底から15歳少女の遺体発見》両腕両脚が切断、背中には麻薬・武装組織の頭文字“PCC”が刻まれ…身柄を確保された“意外な犯人”【ブラジル・サンパウロ州】
NEWSポストセブン
山本由伸の自宅で強盗未遂事件があったと報じられた(左は共同、右はbackgrid/アフロ)
「31億円豪邸の窓ガラスが破壊され…」山本由伸の自宅で強盗未遂事件、昨年11月には付近で「彼女とツーショット報道」も
NEWSポストセブン
佳子さまも被害にあった「ディープフェイク」問題(時事通信フォト)
《佳子さまも標的にされる“ディープフェイク動画”》各国では対策が強化されるなか、日本国内では直接取り締まる法律がない現状 宮内庁に問う「どう対応するのか」
週刊ポスト
『あんぱん』の「朝田三姉妹」を起用するCMが激増
今田美桜、河合優実、原菜乃華『あんぱん』朝田三姉妹が席巻中 CM界の優等生として活躍する朝ドラヒロインたち
女性セブン
東日本大震災発生時、ブルーインパルスは松島基地を離れていた(時事通信フォト)
《津波警報で避難は?》3.11で難を逃れた「ブルーインパルス」現在の居場所は…本日の飛行訓練はキャンセル
NEWSポストセブン
別府港が津波に見舞われる中、尾畠さんは待機中だ
「要請あれば、すぐ行く」別府湾で清掃活動を続ける“スーパーボランティア”尾畠春夫さん(85)に直撃 《日本列島に津波警報が発令》
NEWSポストセブン
宮城県気仙沼市では注意報が警報に変わり、津波予想も1メートルから3メートルに
「街中にサイレンが鳴り響き…」宮城・気仙沼市に旅行中の男性が語る“緊迫の朝” 「一時はネットもつながらず焦った」《日本全国で津波警報》
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月16日、撮影/横田紋子)
《モンゴルご訪問で魅了》皇后雅子さま、「民族衣装風のジャケット」や「”桜色”のセットアップ」など装いに見る“細やかなお気遣い”
夜の街での男女トラブルは社会問題でもある(写真はイメージ/Getty)
「整形費用返済のために…」現役アイドルがメンズエステ店で働くことになったきっかけ、“ストーカー化した”客から逃れるために契約した「格安スマホ」
NEWSポストセブン
大谷家の別荘が問題に直面している(写真/AFLO)
大谷翔平も購入したハワイ豪華リゾートビジネスが問題に直面 14区画中8区画が売れ残り、建設予定地はまるで荒野のような状態 トランプ大統領の影響も
女性セブン
休場が続く横綱・豊昇龍
「3場所で金星8個配給…」それでも横綱・豊昇龍に相撲協会が引退勧告できない複雑な事情 やくみつる氏は「“大豊時代”は、ちょっとイメージしづらい」
週刊ポスト