スポーツ

フィギュアNHK杯出場の注目男子選手 鈴木明子が紹介

鍵山優真(写真/アフロ)

鍵山優真選手(写真/アフロ)

 コロナ禍により開催が予定されていた大会が次々と中止になるなか、「NHK杯国際フィギュアスケート競技大会」が11月27 日から開幕! 新たな顔ぶれが揃うこの大会。元オリンピック日本代表選手の鈴木明子さんが選ぶ、“次世代スター”たちをご紹介します。

●闘志を内に秘めた堅実スケーター
鍵山優真選手(17才)
2003年5月5日生まれ、神奈川県出身。星槎国際横浜所属

 2019年に行われた全日本選手権で宇野昌磨選手、羽生結弦選手に続く3位となり、今季シニアデビューした大物ルーキー。1992年アルベールビル五輪と1994年のリレハンメル五輪にフィギュアスケート日本代表で出場した父・正和さんの影響で5才から競技を始め、2種類の4回転ジャンプが武器だ。シニア初参戦となった関東選手権(2020年10月)では世界歴代5位相当となる287.21点で優勝。

「正和さんに似た、ジャンプ着氷時の膝と足首の柔らかさが魅力です」(鈴木・以下同)。

佐藤駿(時事通信フォト)

佐藤駿選手(時事通信フォト)

●4回転ジャンプの精度と成功率が持ち味
佐藤駿選手(16才)
2004年2月6日生まれ、宮城県出身。フジ・コーポレーション所属

 中学3年生で4回転ジャンプを成功させ、2019年ジュニアグランプリファイナルで優勝。同郷の羽生選手に憧れ、演技を研究しているという。「同学年の鍵山選手とは親友でありよきライバルで、お互いに切磋琢磨しています。今季初タッグを組む振付師のもとでは、ジャンプだけでなく表現にも磨きをかけています」

友野一希選手(時事通信フォト)

友野一希選手(時事通信フォト)

●パフォーマンスが魅力の“浪速のエンターテイナー”
友野一希選手(22才)
1998年5月15日生まれ、大阪府出身。同志社大学所属

 エモーショナルな演技で観客を魅了する生粋のエンターテイナー。「後半もスピードの落ちない力強さが特徴。フリースケーティングの『ムーラン・ルージュ』では華麗なステップに注目です」

三浦佳生選手(時事通信フォト)

三浦佳生選手(時事通信フォト)

●急成長中の現役中学生
三浦佳生選手(15才)
2005年6月8日生まれ、東京都出身。KOSE新横浜プリンスFSC所属

 今大会でシニア公式戦デビューを果たす中学生のジュニア選手。「フリースケーティング『ラストサムライ』で2種類の4回転ジャンプを3本跳び、2020東日本選手権ジュニアの部で鮮烈な優勝を飾りました」。

山本草太選手(写真/アフロ)

山本草太選手(写真/アフロ)

●けがを乗り越え続けた努力家
山本草太選手(20才)
2000年1月10日生まれ、大阪府出身。中京大学所属

 3度の骨折を不死鳥のごとく乗り越え、2020西日本選手権で優勝。「ショートプログラム『黒い瞳』は鋭い眼差しや、緩急のある切れ味抜群のステップが見せ場になっています」

【プロフィール】
鈴木明子(すずき・あきこ)/プロフィギュアスケーター。日本代表としてバンクーバー五輪(2010年)、ソチ五輪(2014年)に出場。2014年に競技から現役引退し、現在はアイスショーや講演活動など幅広く活躍している。

※女性セブン2020年12月10日号

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン