MISIA(42才)が報道番組『NEWS23』(TBS系)の取材中に落馬、胸椎棘突起部を骨折する全治6週間のけがを負った。それは11月15日、ロケ序盤でのことだった。
「MISIAさん(42才)を乗せた馬が突然走り始め、彼女が落馬してしまったのです。その場にいた皆が凍り付きましたが、なぜかいちばん冷静だったのがMISIAさん自身。『大丈夫だから』と周囲に言って、プログラムは一部変更したもののインタビューもこなし、その日のロケを終わらせました」(TBS関係者)
胸椎棘突起部とは、どの部分なのか。
「背骨の出っ張った部分が棘突起。神経とかかわりがないのが、不幸中の幸いといえますね。コルセットで固定して安静にすることでよくなるでしょう」(永寿総合病院整形外科部長の三戸一晃さん)
11月15日から単純計算で6週間足すと、完治する予定日は12月27日。“ギリギリ間に合う!”と、喜んだのはNHKだ。
「NHKは、MISIAさんの事務所が事故を公表した当日に、“紅白歌合戦の降板は検討しない”と早々に発表したのです。NHKにとってMISIAさんは、頼みの綱なんですよ」(芸能関係者)
NHKは現在、“紅白大トリ問題”の渦中にいる。
「大トリ候補だった嵐が、紅白当日に生配信ライブを開催することが決まり、大役を務められない可能性が浮上。NHKの計画が狂ってしまった。その嵐に代わる大トリ候補として名前が挙がったのが昨年の紅組のトリだったMISIAさん。だから、MISIAさんのけがの知らせを受けた紅白関係者は顔面蒼白です。いろんな可能性を残す意味で、早々に“降板の検討はしない”と発表したのです」(NHK関係者)
が、前出の三戸さんは“歌手としての完治”を懸念する。
「コルセットを巻いて6週間安静にしていると、体幹筋の筋力が落ちることは避けられません。“完治”は日常生活が送れることですが、歌手としての100%のパフォーマンスが戻るまでには、半年は掛かるでしょう。普段の呼吸と歌手が歌うときの呼吸は違うため、違和感は長く残る可能性もあります」
大晦日の深夜、最後に歌うのは誰か。
※女性セブン2020年12月10日号