東京・港区の閑静な住宅地にある高級マンション。重厚なエントランスに広がるテラスは、丁寧に手入れがされた豊かな植栽で彩られている。約80平方メートルの最上階、販売価格は1億5000万円という高級物件が、最近とある女性へと名義変更された。
彼女の名はA子さん(35才)。数年前まで銀座の「L」という老舗クラブでホステスをしていた。彼女は11月上旬、このマンションをみのもんた(76才)から“プレゼント”されていた──。ふたりの出会いは7年ほど前に遡る。
「2013年にテレビ局員だった次男が窃盗容疑で逮捕。みのさんは激しいバッシングを浴びて『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS系)などのレギュラーを次々に降板。そんな失意の底で、『L』で出会ったのがA子さんでした」(テレビ局関係者)
当時のみのは“夜の帝王”と称されていた50~60代のときよりは頻度は少なくなっていたものの、テレビ局の上層部やスタッフを引き連れて、銀座のクラブを連日はしご状態。各店舗に「みの担」がいる時代だった。かつてA子さんと共にクラブで働いていた女性がこう話す。
「A子は華やか系ホステスではなく、報道系のアナウンサーのような落ち着いたタイプ。着物も多かったですが、サバサバして見えました。切れ長の目が印象的で、いま思えばみのさんの奥さんに似ていましたね。当時彼女は20代後半、銀座でいうと中堅どころでしたが、うまくみのさんを叱ったり、甘えたり。みのさんはA子にすぐに惚れて、A子の出勤には、必ず同伴で通うようになったんです」
みのは2012年5月に糟糠の妻・靖子さん(享年66)をがんで亡くし、落ち込んでいた。「食事や生活の面倒を見てくれる女性と交際したいよ」「孤独死はいやだからさ」と周囲に漏らしていたという。
糖尿病も患い、生活に不安を抱えていたみのの心にA子さんの気遣いは響いたという。
「みのさんに初めて出会った数日後、A子が“お昼にお弁当を作ったので、よかったら食べてください”と連絡したそうです。みのさんの体を考えたのか和食中心のお弁当だったとか。みのさんは後腐れのないいい飲み方をしてくださるお客様ですから『みの担』のホステスたちは彼を大切にしていた。でもA子があっという間にリードを広げていったんです」(前出の女性)
みのがほかの銀座のクラブを“巡回”する際も常にA子さんは付き添っていたという。