4月からリニューアルした『A-Studio+』(毎週金曜23:00~、TBS系)のMCに就任した、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔(33才)。MCは初挑戦、しかも就任直後からコロナ禍の影響で収録や取材も変化を強いられる中で、笑福亭鶴瓶(68才)とともにMCを務めるという大役に向き合ってきた心境とは……!? 飾らぬ言葉で思いを伝えるそのトーク力から、MCを任された理由が垣間見えた。
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最初にMCのお話を聞いたときには、本当にびっくりしました。番組MCの経験もないですし、誰かにオファーしたけど断られて自分に話が来たのかな……って(笑い)。理由もすごく気になりましたけど、鶴瓶さんから去年、自分がゲストで出たときの受け答えが自然体ですごくよかったと言っていただいたんですね。そのときにはMCにつながることになるとはまったく思ってなかったので、いまだに信じられない気持ちもあります。
両親に報告したら、すごく喜んでくれました。でも、冷静になった母からは「あなたにMCできるの?」って言われましたけどね(笑い)。いまは毎週、楽しみに見てくれています。
正直、プレッシャーは数えきれないくらいあります。でも、自分に可能性があると信じてオファーしてくださったのなら、その役割を全うするしかない。自分がゲストで出たときの経験を踏まえてゲストに喜んでもらいたいというのが、ぼくの中では大きな軸になっているんです。自分が出たときにすごく楽しかったし、感動したんですよね。それをゲストに味わっていただくためのお手伝いができないかな……という意識でMCをやっています。
ぼくは普段、バラエティーでよくしゃべる方ではないんですけど、あの収録の後、普段言わないようなことまで話せちゃったな……と思ったんですね。鶴瓶さんの何を言ってもいいんだよ…という空気感で、話せてしまった。そのときのようにゲストが話しやすい空気作りや、話題の振り方を考えるのみで、MCとして自分が爪痕を残さなくては……みたいな思いは一切ないんです。
※女性セブン2021年1月1日号