いつまでも続くコロナ騒動は、ただただ収束が待ち遠しいが、夫婦関係には好影響も。『女性セブン』が読者499人に行ったアンケート(※)では、約8割の夫婦が「仲が良くなった」と回答し、「夫のことを今も愛している」と答えた読者も75%に達した。
(※読者にインターネットアンケートを実施。10月28日~11月4日。20代~80代の女性499人が回答)
愛する夫の魅力はどこなのか? Tさん(67才・主婦)は、“反撃”をきっかけに改心したという夫のエピソードを明かす。
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これまで夫とは、もめごとばかりでした。子供が小さい頃は、夫は浮気ばかりして家にもいないし、もちろん子育てにも協力しません。それを注意すると逆ギレしてテーブルをひっくり返し、私を殴ったり……。
そんなある日、その様子を子供に見られてしまったのです。それ以来、子供の情緒が不安定に。これはいけないと思った私は、夫に殴られたら殴り返し、テーブルをひっくり返されたらそのままにしておきました。
すると夫の方から、話し合おうと言ってきたんです。そこから少しずつですが、夫の行動は改善されていきました。夫がさらに大きく変わったのは、同居していた彼の両親が亡くなり、子供が独立してから。なんと、私によく話しかけてくるようになったんです。これからの人生、私とふたりで歩むんだと、ようやく腹をくくったのかもしれませんね(笑い)。
いまは昔の悪行が嘘のよう。ドライブに行けば、「トイレは大丈夫?」「お腹は空いていない?」などと私に気遣いの言葉をかけてくれます。これまで、定年後のふたりの生活は地獄だと思っていたのですが、コロナになって一緒にいる時間が増えても、毎日が楽しいんです。こんな日が来るとは思ってもみませんでした。
※女性セブン2021年1月1日号