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冷凍食品にウイルス付着の可能性 エコバッグの扱いにも注意

温度が低くてもウイルスは死滅しない(時事通信フォト)

温度が低くてもウイルスは死滅しない(時事通信フォト)

 低温の状況下でも死滅しないとされるのがウイルスだ。中国では、輸入冷凍食品から新型コロナウイルスが検出された例もあるという。つまり、輸入冷凍食品に対して、“万が一”がある可能性を気に留めていおくべきなのだ。

 しかし、今の日本は輸入冷凍食品にあふれており、そう簡単に避けることはできない。となれば、いかにして新型コロナウイルスの感染を防ぐかということを考えなければならない。

 では、どうすればいいのか──。まず気をつけたいのが、買い物のときに使うエコバッグだ。国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんが説明する。

「冷凍食品にウイルスが付着していれば、それを入れた買い物袋に移る可能性があります。エコバッグは、布製で洗えるものは定期的に洗濯する方がいい。プラスチックなどの表面では72時間も活性があるとされているので、より注意が必要です」

 エコバッグなどに輸入冷凍食品とほかの品物を一緒に入れると、袋の中でほかのものにまでウイルスがついてしまう可能性がある。

「冷凍食品だけでなく一緒に買ってきたものを触った手でいろいろと触れると、ウイルスを拡散させてしまうおそれがある。冷蔵庫を触る前に、手を洗った方がいいです」(一石さん)

 万一に備えて、直接触れたものはアルコール消毒する方が安心だ。同じことは冷凍庫や冷蔵室にもいえる。

「輸入冷凍食品は個別にビニールに入れ、取り出したらそのビニールを破棄する方が確実です。台所の作業台などに冷凍食品を置く場合は、その周辺にウイルスがつく可能性があるので、こまめに洗浄するかアルコール消毒すると安心でしょう」(一石さん)

 台所はリビングに比べて気温が低い場合もあり、ウイルスにとっては居心地のいい環境なので換気をよくし、湿度を保つことも心がけたい。

 中国では、まな板から感染が拡大したとみられるケースが報告されている。

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