12月4日、元バレーボール選手の井戸川絹子さん(旧姓・谷田)が亡くなった。井戸川さんは“東洋の魔女”と世界を驚かせた全日本バレーボール女子の中心選手。1964年の東京五輪でエースアタッカーとして活躍。金メダルの獲得に貢献した。五輪後に現役を引退し、指導者として競技の普及に努めていた。
元・東京五輪女子バレーボール選手の神田好子さんが、井戸川さんの思い出を語る。
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私は四天王寺高校の2年後輩でしたが、当時から憧れの先輩でした。五輪も含めて、いっしょにバレーをしたのは5~6年ぐらいでしたが、家族以上の絆を感じています。
引退後は先輩後輩もなく、食事に行ったり、旅行に行ったり。月に2回は電話で話していました。「コロナが終わったらご飯に行こうね」と言っていたのに、突然の訃報に驚きました。「なんで? なんで?」と、まだ受け止められていないんです。
※週刊ポスト2020年12月25日号