コロナ禍に揺れた2020年は、エンタメ界からの訃報が相次いだ1年でもあった。スポーツ界・メディア界で、惜しまれつつ亡くなった著名人を振り返る。
●高木守道さん(元プロ野球選手、監督 1月17日死去 享年78)
1960~1970年代の“ミスタードラゴンズ”。華麗なバックトスは超一級品で、二塁手としてベストナイン7度、盗塁王3度に輝き、野球殿堂入りを果たした。代理監督を含め、中日を約7シーズン指揮。2位に3度なったが、優勝にはあと一歩届かなかった。
●関根潤三さん(元プロ野球選手、監督 4月9日死去 享年93)
2リーグ分裂の1950年、近鉄に入団。投手、野手の両部門でオールスターに出場した。引退後、広島のコーチとして衣笠祥雄、巨人二軍監督として篠塚利夫、大洋やヤクルトの監督として遠藤一彦や田代富雄、広沢克己、池山隆寛らを育てた。
●小島一慶さん(アナウンサー 4月23日死去 享年75)
1968年、TBSに入社。『パックインミュージック』『夜はともだち』などラジオパーソナリティーとして人気を博した。1982年開始の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の司会候補として、フリー転身の誘いを受けたという逸話も。1990年に独立した。
●須藤甚一郎さん(芸能レポーター 8月11日死去 享年81)
早稲田大学第二政経学部卒業後、トリンプに入社。1978年、芸能レポーターに転身すると、核心を突く質問を連発。1989年、中森明菜の復帰会見に同席した近藤真彦に「結婚の話はどうなっていますか?」と聞き、マッチを激怒させたことも。
※週刊ポスト2020年12月25日号